寺(じ)ビールと唯一の温泉復活で、800年の寺町を未来へ

寺(じ)ビールと唯一の温泉復活で、800年の寺町を未来へ
身延山は800年になる日本三大総本山ですが、コロナで閑散としてしまった。そこで「自我寺参」(寺町を思い思いに参って欲しい)をモットーに、寺(じ)ビール開発とエリア唯一のつぶれた温泉施設を温泉付ステイ&ビアテラスに復活させ、国内外の旅人・アーティスト・ワーカーに身延に来ていただき、未来へ続く町にしたい

はじめに・ご挨拶

私たちは、山梨県の日本三大総本山身延山のふもとで「自我寺参」(じがじさん)(お客様それぞれがそれぞれの形で寺参りを楽しんでいただく)のビジョンの元「身延を世界中のガイドブックに載る町にする」ことを夢見て、宿坊「覚林坊」の運営と築90年のお屋敷を1棟貸しする「迎賓館えびす屋」とローカルガストロノミーを掲げた「農cafeZENCHO」の企画・建築・運営や、名物の少ないこのエリアの新しいお土産物づくりとして、
①寺(じ)ビールの企画・開発等
②歩きたくなる寺町づくり
を目指して日々邁進しております。

このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトは、かつて身延山で一番にぎわっていたエリア「きつね町」(今の元町)入り口から町を元気に復活させる事業の1つ。迎賓館えびす屋と農カフェZENCHOの隣の敷地に残っている、廃業した温泉宿泊施設を改修・復活させ、私たちの地域だからこそできる新しい滞在スタイルの提案と、寺町の新しい名物づくりを考えています。
具体的には、廃業した温泉施設の入り口に
①週末には音楽が流れ、オリジナル寺(じ)ビールが飲めるビアテラス作り
②門前町全体の参拝者や宿泊者のオアシスとなる開かれたスペースを設け、気軽に人々が集える交流スペースづくり
③山梨のアーティストを中心にしたギャラリーショップで他にない土産店作り
を通じて歩きたくなる町づくりを進めたいと考えています。
また、温泉施設は巨大なので、取り急ぎ状態のいい新館4部屋から改修し、全部屋ベランダ露天風呂付宿泊部屋とします。そこにはワーケーションや、アーティストステイ、ロングステイ、デイユースなど、寺町に新しい泊りの形を提案します。
アフターコロナには、インバウンド・若い日本人にも認知していただけ、参拝、観光、リトリートと多様に活用していただける地域づくりを目指します。
私たちの地域のご紹介

身延町は、山梨県の南部に位置し、町の面積は 301.98 km2(およそ東京ドーム6,000個分)、その約 8 割を森林が占め、町の中央を北から南へ日本三大急流の富士川が流れる自然豊かな町です。
今回のプロジェクトの舞台の身延山門内地区は 800 年の歴史を誇る「日蓮宗総本山身延山久遠寺」と、信仰の歴史と文化を継承する「関東随一の宿坊群」や「門前町商店街」からなる寺町で、日本の伝統的な生活体験を楽しめるエリアです。
交通面では、2021年全線開通した中部横断自動車道により、関東圏はもとより、中部関西方面からの車でのアクセスも可能となりました。
新宿バスタからは、身延山への高速バスの直行便もあり、東京方面から約 3 時間で訪れることができる立地です。
地域の特産としては、湯葉やあけぼの大豆といった農作物が収穫され、精進料理として訪れた観光客に提供されており、山梨県内でも宿坊を軸として地域の農作物を使った料理や体験を旅行者に提供できるユニークな地域です。

ここで、首都圏から、ちょっとリゾート・ちょっとリトリート・ちょっと仕事に来ていただける魅力的な心のふるさとづくりをしていきたい。

プロジェクトを立ち上げた背景

身延山は日本三大総本山の一つ、800年の歴史と文化の 聖地で、枝垂桜の名所、1000円札の富士山は身延町の本栖湖からの景色、中部横断自動車道が全線開通し東京から2時間半という立地にあります。しかし、若い世代には認知が薄く、少子高齢化、過疎、空き家の増加、さらにはコロナ禍で観光地でありながら閑散とした町になってしまいました。
宿坊という地域資源は、宗教法人内の