は他界し、大学生になった椿は恋人と同棲していた。
恋人とは、刑事の真島絢斗。
警察には内緒で付き合っていた。
ある日、離婚した椿の母と暮らしていた小学生の弟・文昭が行方不明になる。
そしてTwitterに6年前の被害者・和真くんの父親の名前で、犯行声明が出される。
「同じ苦しみを与える為、卑劣な殺人犯・佐久間秀明の息子を誘拐し、殺害しました。」
絶望の底に突き落とされる椿。
だが結局、犯行声明は悪質なイタズラで、文昭もただの家出ですぐに帰ってきた。
しかしこの騒動が、思わぬ結果をもたらす。
矢野の自宅の近くで、秀明が目撃された。
文昭の心配をした秀明が、様子を見にきたと考えられた。
大規模な捜索の結果、絢斗は遂に秀明を発見する。
秀明に銃を向け、確保しようとする絢斗。
しかしそこに絢斗を尾行していた椿が現れる。
椿の手には例の改造拳銃。
その銃口は絢斗に向いている。
そして、気付く絢斗。
絢斗「…椿、ひょっとしてこの為に…捜査情報を得る為に、ずっと俺と一緒にいたのか?」
椿は拳銃を構えたまま、答えない。
画面は暗転する。
絢斗の声「そこに愛は存在したのだろうか。僕は未だにわからない」
銃声が響く。
そして…
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●「素晴らしき人生(仮)」人物表
●藤原監督プロフィール
大阪府出身 明治大学理工学部卒業
大学卒業後、映像制作会社オフィスクレッシェンドに入社。バラエティー番組、CM、MV等のディレクターを経験した後に映画・TVドラマの助監督としてキャリアを積む。
連続ドラマ「家族八景 Nanase,Telepathy Girl’s Ballad」(MBS,TBS)で初監督
短編映画「幸せの青い鳥居」がSHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2013に入選
ベストアクターアワード(最優秀俳優賞)を受賞した。
短編映画「U・F・O」で第12回山形国際ムービーフェスティバルグランプリ受賞
2020年よりフリーランスで活動
◼︎藤原知之 監督作品
<映画>
2020年 「無題」
※MIRRORLIAR FILMS選出作品(2021年9月17日〜全国順次劇場公開)
2018年 「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる」
2015年 「U・F・O うしまどの、ふしぎなできごと」
※第7回沖縄国際映画祭出品作品
※第12回山形国際ムービーフェスティバル グランプリ受賞
2013年 「幸せの青い鳥居」
※SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2013入選作品
※ベストアクターアワード受賞
2014年 「トリック劇場版 ラストステージ」本編編集
2012年 「MY HOUSE」本編編集
<演劇>
2012年 「夏祭りの前に」(上野ストアハウス)
2014年 「MY LIFE 〜今よりも、少しだけ高い場所へ〜」(笹塚ファクトリー)
<ドラマ>
Huluオリジナルドラマ「死神さん」
NHK3夜連続スペシャルドラマ「ピュア!一日アイドル署長の事件簿」
テレビ朝日連続ドラマ 土曜ナイト「僕の初恋をキミに捧ぐ」
フジテレビ連続ドラマ「&美少女