後、とても残念なことにたった一人の姉が自ら命を絶ちました。生きていること、そのものがどうでもいいと思っていました。
ひたすら、親のために生きていました。
当時の友人と話すと、あの頃の私には何か言ってはいけない、何も言わないで!というようなオーラが出ていたと言います。
そんな友人のおかげで、私は自分自身と対話することができて、今があります。
前述の中学校の学校運営評議員の会議で初めて、過去の苦悩をカミングアウトしました。
自分が傷ついていることを話せない子どもたちはきっとたくさんいて、大人から見れば『そんなことは長い人生で一瞬のこと』と思うかもしれませんが、その渦中にいるときはそうは思えないものです。
しかも、今はSNSなどが普及し、私が子どもの頃の「いじめ」と言われていたものよりももっと陰湿になっていたりします。文章で目の当たりに見てしまう自分を悪く言う言葉は、耳で聞くよりもっと辛いものもあります。
しかし、私は父や数少ないとはいえ寄り添ってくれた友人がいて吐き出すことができた経験から、誰にも言えない事でも少しでも、どんな言葉でも、どんな形でも思いを外に出すことによって自分の気持ちを自覚でき、自分を肯定してあげることができると思うのです。
そんな思いをこの「ちょこまる◯夢ノート」に少しずつでも書いていき、どんな境遇でも『自分のやりたいことはこれだなぁ!』と、芯を持つことで『私は私』と思える、そんな人が増えてほしいと思うのです。
だからこそ、この「ちょこまる◯夢ノート」はクラウドファンディングを使い、誰にも言えないけどこっそり夢がある人や、ちょっとつらい思いをしているけど前を向くきっかけがほしいなと思う方に知ってもらいたいと思い、プロジェクトを立ち上げることにしました。
リターンには「ちょこまる◯夢ノート」にまつわる様々な企画をご用意させていただきました。
ただ「ちょこまる◯夢ノート」を手にするだけではなく、活用することでいろんな自分を発見してもらえたら嬉しく思います。
今回ご支援いただいた資金は、CAMPFIREの手数料を除き、全てを「ちょこまる◯夢ノート」の作成、普及啓発活動費として大切に使用させていただきます。
実は私にとっては2回目のクラウドファンディングへの挑戦をするにあたり、随分悩みました。
というのも、前回のクラウドファンディングのときにたくさんの人に知ってもらいたくていろんな方に直接お話をさせていただきました。応援の声をたくさんいただいたのですが、中には厳しいお言葉もありました。もちろんそれは私のことを考えて、私のためを思って出してくれた言葉だとは思うのですが、『よーし!これから頑張るぞ!!』というときの厳しい言葉は、けっこう深く心をえぐられてしまいました。
あんな気持ちになるのなら、クラウドファンディングに挑戦しないほうがいいのかな…
でも、今回の「ちょこまる◯夢ノート」はそういう思いをもってしまう人にこそ知ってもらいたいものであり、そういう思いをしやすい多感な年頃の子たちにも使ってもらいたい。我が子に自信を持ってもらって、自分のやりたいことにどんどんチャレンジしてもらいたいと思う親御さんもに届けたい。子どもからシニアまで、すべての人に届けたい!
いろいろなつらい思いをしてきた私だからこそ届けられる「ちょこまる◯夢ノート」
こんなことで諦めていてはいけない!と自分を奮い立たせ、まだ「ちょこまる◯夢ノート」の商品はできていませんが、私が長年「ちょこまる◯夢ノート」のように使っているノートにこう書きました。