はじめまして!全国和菓子甲子園の実行委員長を務めております、髙山堂の竹本洋平と申します。
今年で12回目を迎える全国和菓子甲子園は、読んで字のごとく、和菓子づくりに励む全国の高校生たちが、日本一の座を目指してその技を競い合う大会です。
2010年より始まったこの大会ですが、昨年より、コロナ禍でも何とか大会を継続しようと、開催の方法を探ってまいりました。今年はリモート中継をフル活用し、新しいかたちでの大会を開催します。
次世代を担う高校生の頑張りと作品をたくさんの方に知っていただきたく、この度クラウドファンディングに挑戦します!
コロナ禍でも現状を受け入れ、目の前のことに一生懸命な高校生のために、一人でも多くの方に全国和菓子甲子園という大会を知ってほしい!そして大会を盛り上げたい!そう願って現在決勝戦本番に向けて、粛々と準備を進めております。
【第12回 全国和菓子甲子園について】
今年は、オンラインを活用した中継型のコンテスト形態に初めてチャレンジします。
今年のテーマは「まめ」。
6月末に第12回の応募を締め切り、全国から111組の応募がありました。
東北・北海道/関東・甲信越/中部/近畿/中・四国/九州の6ブロックから各ブロック2チームずつ、計12チームが決勝戦に進出します。
決勝戦は2021年8月20日(金)。
参加者は各校などのキッチンからオンラインを繋いで参加します。 審査員は名古屋のスタジオに集まり、画面越しに選手たちの製作の様子・プレゼンテーションをリアルタイムで視聴。そして事前に送られてきた作品を試食して、審査を行います。
審査員たちの集まる会場オンタイムスタジオ
審査内容は
・制限時間内にレシピどおり清潔に効率的に調理できているか
・作品のプレゼンテーション
・試食
の3方向からの審査となります。
決勝の様子は、後日ダイジェスト版を全国和菓子甲子園【公式】YouTubeでご覧いただけます。
和菓子は、海外からも高く評価されている、日本の歴史ある文化のひとつです。「全国和菓子甲子園」は、そんな和菓子の価値を、国内でもしっかりと発信していこう、と2010年に大阪の生菓子青年クラブが設立50周年を記念して立ち上げました。
審査は完成品だけではなく、製作の手際や、作品のプレゼンテーションも審査対象となります。
みなさんしっかりと背景のあるレシピを考えてこられます。プレゼンも立派!!
次の時代を担う高校生たちが、無限の可能性のなかで和菓子にいかに向き合っていくのかー素材を学び、技術を磨き、和菓子が生まれた地域の歴史や文化を調べ、友情を育み、勝負の厳しさと楽しさを知る…その様子は、我々和菓子業界に身を置くものにとっても、そうでない方々にとっても、実に興味深く、心打たれるものです。
大阪で生まれた当大会も今では全国へと広がり、日本中の高校生から応募をいただけるようになりました。過去のこの大会で活躍した高校生が、実際に和菓子職人として活躍しているとの嬉しい知らせも届いております。
2019年までは、大阪で行う決勝戦には、全国から予選を勝ち抜いた選手たちが一堂に会して実演をし、その場で審査をするというスタイルをとっておりました。
しかし2020年…コロナ禍で例年通りの開催ができなくなったのです。和菓子の道を志す高校生のためになんとか開催する道はないかと検討を重ね、結果、動画と試食用の作品を審査員の元へ送っての審査というかたちをとりました。
そして今年2021年は、中継型のリアルタイム開催へと