はじめに・ご挨拶
こんにちは。私は合同会社ナミレ代表の中村と申します。弊社は、災害避難用機器の開発、製造を行っています。メインの商品は、災害避難対応ワンルームカーという軽トラックに搭載したいわゆるキャンピングカーです。コンセプトは、”どこでもおうち”で災害によってインフラが分断された環境下でも5日間、2人が生活できる装備を有していることが特徴です。今回、懇意にさせていただいている湖西ボランティア団体の方とお話をする中で若者の参加が少ないことへの対策として現地での活動期間中の生活環境を改善することが重要であると認識し、今回のプロジェクトを行おうと思いました。
災害避難対応ワンルームカー外観と内部
このプロジェクトで実現したいこと
災害国ニッポンにおいて災害ボランティアは、非常に重要な戦力ですが、若者の参加が非常に少ないのが現状です。その原因の1つとして現地での活動期間中の環境があります。インフラの整っていない環境で活動以外の衣食住を個人で負担しなければなりません。ボランティアの4割の方が不調になっているという調査結果もあります。今回、ボランティアの皆さんが本来の活動に専念できるようにすること及び災害地で災害ゴミの運搬等に使用する軽トラックを供給することを同時に行うため、軽トラックの荷台に宿泊ボックス(2段ベットと簡易トイレ、簡易電源含む)を載せ、現地で容易に載せ下ろしできる機構を有した車両を開発しボランティア団体に寄贈し活用してほしい。
資料:国立国際医療研究センター
マルチボックス搭載状態 マルチボックス自立状態
私たちの地域のご紹介
私が住んでいる浜松市西区は、海抜4.5mで南海トラフ大地震が発生すると津波で水没する地域に入っています。
プロジェクトを立ち上げた背景
東日本大震災の復興具合を知りたくて石巻市から相馬市まで実際に車で走って見て聞いて感じた被害の甚大さに、今後発生するであろう南海トラフ大地震で予想される浜松の災害情景を重ね合わせると、何か自分の持っている技術で役に立てないかを考えて起業したのがナミレです。現在、ワンルームカーという災害避難対応のキャンピングカーを製造販売しており、その中で知り合った湖西市災害ボランティアの皆様と意見を交わすうちに今回のボランティアの皆さんの手助けとなる”どこでも下せる”マルチボックスの開発を思いつきました。
これまでの活動
湖西市災害ボランティアの皆さんとお話していると以下のことが分かりました。①ボランティア団体及び参加登録者が高齢化していること=若い人がボランティア登録しないということ。②災害ボランティアは、非常に気力、体力を必要とすること。③現地での生活は、自分ですべて用意する必要があり負担になっていること。約4割の方が様々な要因で体調不良になっていることと関係があると思います。若い方は、参加したいという希望があっても③のハードルが高く①に繋がっている部分も多く、それならば③の部分の改善をして若い方がボランティアに参加しやすくする環境作りが出来ないか考えました。
資金の使い道・実施スケジュール
上記③を達成するため、今回の簡易宿泊ボックスの設計要件として2名がプライバシーをある程度保てる就眠空間の確保、簡易トイレとカセットコンロ台、換気扇そして照明やスマホ充電用ソーラーバッテリーを備え、季節に影響されないよう30㎜程度の断熱材で壁を覆い窓とドアを設置した仕様の設計費及び材料、加工組立費、こ