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最低でも、各棟に一つずつトイレが必要です。
計画では、トイレを一棟(3基)新設し、壊れた一棟(2基)を改修することで、5基のトイレを新たに使えるようにします。
校舎が3棟ありますので、各所に合計9基のトイレが設置されることになります。
もし、各棟の前にトイレができれば、子どもたちは遠いところまでトイレに行く必要がなくなります。
学校側には、国から与えられる予算がほとんどありません。
そこで、本プロジェクトでは、地域の教育力を高めるために、まず、地域の家庭に『学校のトイレ建設の必要性』を訴えていきます。そして、例え少額でも、寄付を募る活動から始めます。それにより、地域の人々が学校教育に関心を持ち、学校を大切にしようとする心が芽生えるはずです。
しかし、裕福でないカンボジアの各家庭が出せる額はおそらくごくわずかでしょう。
でも、それがあるのとないのでは、今後、地域の学校へのかかわり方が異なってきます。
寄付をした住民たちは、自分も協力したという証が残り、トイレをこれまで以上に大切にし、学校教育にも関心を高めてくれることでしょう。
実際に、本プロジェクトは動き出しており、Lim校長先生と話し合いを何度も重ね、トイレ建設のための準備を着々と進めています。
このプロジェクトは、これまでのように日本側が一方的にお金を供出しておしまいという支援ではなく、地域と一体になってすすめます。
しかし、地域に協力を呼び掛けても、トイレを新設するための十分な資金は集まりませんので、残りの資金を日本の心ある皆様のお力をお借りする次第です。
そこには、カンボジアと日本と力を合わせたという絆も生まれることでしょう。
トイレ建設が実現した暁には、教育局の関係者や地域の皆様と一部のご支援者をお招きして、完成式を行う予定です。
そして、環境整備が整った後には、インターンシップによる英語教育支援と学校をきれいに維持する環境教育の充実を継続的にサポートしていく予定でおります。
資金の使い道
本プロジェクトは、学校側とチアフルスマイルとの共同での開催です。(校長の署名)
地域の協力を仰ぐことには、ある理由があります。
それは、家庭の教育力が低いことがカンボジアの教育課題の一つだからです。少しでも教育環境向上へのサポートをいただくことで、学校教育への関心を高めることができます。
それゆえに、学校側にも地域に資金協力を呼び掛けていただき、日本側でもより多くの方に学校の現状をお伝えしながら、寄付を募っていきます。
本プロジェクト推進におけるカンボジアと日本との懸け橋となるサラットさんです。(後半、日本語でお話しています。)
Lim校長先生からも、本プロジェクトについてのメッセージを頂いております。
さて、実際の工事についてお話いたします。
私たちは、地元の業者さんたちと、すでに施工方法について協議を進めています。
箱ものを造るのに加え、長い配管を埋設するのにも工事費用が掛かります。
増設にかかる費用は、2,700$
既存の改修にかかる費用が、700$
合計で3,400$の見積もりが出ています。
現在の見通しでは、地域からの寄付金は500$ほど集められる予定です。
よって、2,900$の建設資金を日本の皆様にご協力いただければと思います。
クラウドファンディングへの手数料の17%を加味して、プロジェクトで集めさせていただく金額を30万円と設定させていただきました。
この資金を集めることができれば、子どもたちに快適な教育環境で学ばせて