へき地カフェ『ミハルカス』思い出の保育園をカフェに!

へき地カフェ『ミハルカス』思い出の保育園をカフェに!
閉園となった園舎を活用し、地域住民の笑顔とつながりを取り戻す居場所づくり。気軽に立ち寄れる飲食店のない山間部の地域で、楽しい時間とおいしい食べ物を提供し、子どもから高齢者まで世代を問わず顔見知りとなり、言葉を交わす。そんなつながりを広げる活動を行っています。カフェ継続にご支援ください!

ご挨拶

初めまして!

へき地カフェ 『ミハルカス』 と申します。

滋賀県甲賀市土山町で、閉園となった園舎をお借りし、地域の交流を盛り上げる活動をしています。

この地域で子供を育てている主婦ふたりの、趣味のような、ボランティアのような小さな始まりが、地域住民の歓談の場となり、継続を望まれるまでに成長しました。

コロナ自粛などで中止を余儀なくされ、2020年は思うように活動できないこともありましたが、2021年春、市の跡地活用の公募に企画を提案、審査を経て採用され、ようやく園舎で再開できるところまできました。

ですが、私たち二人にできることは限られており、運営にかかる費用も捻出していかなければなりません。これからの活動継続のために、温かいご支援をどうかよろしくお願いします。

企画、運営の平子明美と西村ちかです。

はじまりは

自然の豊かな鈴鹿峠のふもと、私たちの住む山内地区では少子化のため、2017年山内小学校閉校、2018年山内保育園閉園と続き、地域医療を支えてこられた個人病院や、デイサービス施設の閉院も重なり住民同士が声を掛け合う場所と機会がなくなってしまいました。

山内地区を縦断するように流れる田村川沿いに佇む園舎は、地区の中心にありますが、子どもたちが通わなくなった園は静かで、雑草に覆われていくのをいつもさみしく見ているだけでした。

保育園というあたたかい思い出がたくさん詰まった場所が廃墟となってしまう前に、園舎に活気のある風を入れ、高齢化していく地域に子供たちの声を響かせ、何とか地域を盛り上げたいとの思いから園舎での活動を始めました。

休園から4年が経過しており、草原のような園庭での果てしのない草刈り、締め切られていた園内には大量のカメムシ。悲鳴をあげながら、大掃除をする日々が続きました。

旧山内小学校から机やいすを運び込み、地域の大工さん指導の下、修繕し、思い出の残る形でリユースしました。

近所のちびっ子もお手伝いに駆けつけてくれました。

ミハルカス

『ミハルカス』という活動名は、閉校となった甲賀市立山内小学校の校歌

鈴鹿の山を見晴るかす

という一節からいただきました。

143年という年月を築いた、山内小学校。

卒業生全員の記憶に刻まれている共通の思い出、校歌。

山間部のため、様々な理由で山内を離れる方がおられますが、進学先で、就職先で、嫁ぎ先で、引っ越し先で、『ミハルカス』というワードに、故郷を思い出してもらえたら嬉しいです。

帰省の折には、里帰りの気持ちで保育園へ立ち寄って、思い出話に花を咲かせてもらえるといいなぁと思います。

(2020.7 甲賀市ケーブルテレビ あいコムこうか様 放送分より静止画像の掲載許可をいただきました。 )

活動内容は

地域内外の多世代が気軽に交流できる活気ある場所づくりを目指しています。

園舎の教室をカフェスペースとして利用し、誰もが交流できる場を提供しています。

手焙煎コーヒーを習得した平子の淹れたてコーヒー

焼き菓子屋Logosを自営している西村のシフォンケーキを中心としたカフェメニュー

地域の方からもっとも要望の多い、ランチボックスを提供しています。

月2回の日曜マルシェでは、採れたて畑野菜や、地産地消の仕出し弁当、手作りの特産品販売など、地域の方が多く出店協力してくださいます。

市内外から手作り作家さんなど若い世代の出店者の方も来てくださり、ワークショップなどで活気を持ち込んでくださっています。

再開への思い

コロナ禍により、地域の