腕時計のデザインにも流行があります。現在はトノー型、スケルトン文字盤などが人気を集めています。一方で流行の風に流されることのない、正統派のデザインというものも確かに存在します。
クラシックムーンフェイズIIは、長く愛される腕時計を目指し、クラシカルデザインという方向性をアダプトしました。
クラシックムーンフェイズII(開発コードネーム:C2)の設計にあたり、使用する素材には徹底的にこだわっていく、という方針がありました。
一般的な製造手法では、素材提供等はベンダーにお願いすることになることが多く、それがコスト増の要因となりますが、ゼロタイムでは、開発エンジニアが直接工場とやりとりを行います。
質の良い素材を使用しながらも、全体の製造原価を落とし、結果的に、高品質かつ手頃なプライスの商品を開発することを目標に取り組みました。
ムーブメントを格納するケース素材には316Lステンレススチールを採用しています。高級ブランド腕時計がこぞって採用する素材になります。我々ZEROOも、独自ブランドの製品には、必ずこのマテリアルをアダプトします。
316Lステンレススチール
クラシックムーンフェイズIIには、高級感と洗練のために鏡面仕上げを選択しました。
ケースで特にこだわっている部分は光沢感で素材の良さを感じて頂けるような流線型を得るために何度も修正を行いました。
ラグサイズの決定にも、多くの時間をかけて取り組みました。
採用した寸法は20mmです。スタディを重ねた結果38mmのケースにはこのサイズのラグが最も美しいと判断。腕につけた時の、絶妙なバランスをお楽しみ頂きたいと思っています。
風防(ガラス面)は堅牢でありかつ透明感の高い素材でなければなりません。クラシックムーンフェイズの風防素材にはサファイアクリスタルを選んでいます。
高硬度と高透明度のために決して妥協できない素材の一つになります。
夜間の視認性のために、針とインデックスにルミノーバを搭載しています。暗闇でも明るく長時間発光します。
ルミノーバは、蓄光タイプの夜光塗料で非常に高品質、高安定、環境にもやさしい素材になります。
アリゲータ・ラージスクエア
クラシックシリーズには、ZEROOオリジナルのアリゲータ・ラージスクエアストラップが付属します。
ラージスクエアとは、ワニ革の最も高級とされる竹斑模様を指し示します。一般的なカーフレザーでは味わえない光沢感、しなやかでありながら、シッカリとした力強さを持った腕時計用ベルトです。
ステッチングにもこだわり、オールハンドステッチ、裏面は、規則正しい斜め縫いとなっており、工房の職人泣かせの贅沢仕様です。
オリジナルDバックル
Dバックルはサイドプッシュボタン式のダブルフォールディングタイプ。観音開き仕様です。
展開した時、内側の刻まれた円形が重なる飾りペルラージ加工を施しています。細部にまで手を抜かず、作り込んでいます。
ZC002SBK
シルバーケースにブラック文字盤とブラックストラップの組み合わせ
ZC002RBK
ローズゴールドのケースにブラック文字盤とブラックストラップの組み合わせ
ZC002RBL
ローズゴールドのケースにブルー文字盤とブルーストラップの組み合わせ
ZC002SWH
ZC002SBL
ZC002RWH
ZC002GWH
クラシックムーンフェイズIIは、パーツ類は香港にある腕時計専門企業中国工場での委託製造が行われていますが、最終組み立て工程、及び品質検査、管理は、東京