ブランド牛但馬玄とハチ北自慢の地元食材を味わえる、キッチンカ―を作りたい!

ブランド牛但馬玄とハチ北自慢の地元食材を味わえる、キッチンカ―を作りたい!
夏のハチ北スキー場では様々な施設やイベントを企画実行していますが、足りないものが”食”。キッチンカーがあれば、施設やイベント会場に出向いて地元の食材を使った料理を提供できます。ブランド牛但馬玄をはじめ海の幸から山の幸まで、安全で豊かな香美町の食を味わっていただくためのキッチンカーを作りたいのです!

皆さん初めまして。私はハチ北観光協会代表理事を務めております、田丸明人と申します。

ハチ北スキー場という名前、聞いたことはありますか?

ハチ北スキー場は、兵庫県の中でも日本海に面した町、香美町の鉢伏山北部に広がるハチ北高原にあるスキー場。関西有数の広さと随一の雪質を誇る、私たち自慢のスキー場です。

しかし今、この20年来のスキー離れと連年の雪不足で、どのスキー場も経営が困難な状況にあります。ハチ北スキー場も例外ではなく、危機的状況が続いています。

私たちハチ北観光協会が担うハチ北エリアは、スキー場ありきで栄えてきました。地域の財源は、スキー場の駐車場運用。地域の産業はスキー場関連施設と、宿泊施設。スキー場とともに、二人三脚で歩んできた地域なのです。

スキー離れと雪不足はこの地域を直撃し、今や危機的状況です。人口は半減し、40軒以上あった民宿も今や19軒まで激減しました。高齢化も加わり、このままではスキー場と共倒れになってしまう。何か方法はないだろうか…と考えたのが、冬以外のシーズンに来ていただくこと。ハチ北エリアの素晴らしい自然をもっと活用して、お客様を呼ぼうと思ったのです。

夏にお客様を呼べたら、
地域の活性化につながるに違いない!

そこで私たちは、夏のハチ北スキー場をはじめとするハチ北エリアにて、様々な取り組みを始めました。

グリ-ンパークハチ北
自然豊かな林間の本格オートキャンプ場です。旅館街から少し離れているため、大自然に囲まれた中でのんびりとしたひとときを過ごすことができます。

姫ボタル・瀞川平トレイルラン
姫ボタルが舞い始める初夏に、兎和野高原・瀞川平・鉢伏山の絶景の中を駆け抜けるトレイルランニング。2013年の第1回350人から始まり、第7回は500名を超える参加がありました。

ハチ北ミュージックフェス
“スキーのオフシーズンにも楽しめるイベントを”と2017年に初めて企画されてから、今年で4回目。地元民有志による完全DIYフェスです。普段は旅館や自分の店の仕事をしている人たちが、「ハチ北を体験して、ハチ北を好きになってほしい」という思いをこめてこのフェスを運営しています。

RVパークハチ北
2020年5月、ハチ北観光協会の駐車場に、RVパークがオープンしました!キャンピングカーライフをもっと手軽に、より楽しんで頂くことができます。

キャンプ場「森とぼくの休日」
2020年7月、スキー場にキャンプ場がオープンしました。ゲレンデとあたりの森がテントサイトなので、お店はもちろん街灯もなにもありません。その不便さを逆手に取った、”森の不便さが、人との距離を近づける” がコンセプト。西日本には珍しい、冬キャンプも楽しめる数少ないキャンプ場です。

キャンプ場、音楽フェス、トレイルラン…様々な試みを行い、年数を重ねるうちに少しずつ参加人数も増えてきましたが、収益を出すところまでにはまだ到達できていません。何とか収益化を図りたい!と思い、昨年私が代表理事に就任したのを機に、収益化に向けたテコ入れを始めたのです。

そのなかでも大きなウエイトを占めるのが、食に関することでした。

ここ兵庫県香美町は『和牛のふるさと』ともいえる、仔牛の一大産地です。仔牛は但馬牛(たじまうし)として売られ、各地で育てられてその地方のブランド肉となって出荷されます。

一方、但馬牛(たじまぎゅう)はここ香美町で、生まれてから肉になるまで育てたブランド肉の名前です。移動や慣らしのストレスがないため、とても美味しいお肉に育ちます。なかでも但馬