えるのではないでしょうか?
プロジェクトを立ち上げた背景
昨年(2020年)のみコロナと諸事情によりできませんでしたが、
「カンボジアへランドセルを贈る事業」は、これまで毎年行い、14年、14回続けて来ました。
14回目のこの春(2021年3月26日)、富山市内65校の小学校から、ランドセル1,150個と多数の絵本、文房具などが集まりました。
通常であれば、遅くとも5月上旬には、船便でカンボジアに輸出し、到着後は、現地カンボジアのライオンズクラブの有志の方々で通関手続きから、荷物の引き取り、保管、カンボジアの子供たちの元への配布、その様子を写した写真等の報告までを担っていただいておりました。
ところが、予想を上回る新型コロナウィルス感染拡大悪化により、カンボジアでもプノンペンを中心にロックダウンなど厳しい行動制限がかけられ、現在も感染者の増加に合わせ、規制が強化されております。
これにより、現地、カンボジアのライオンズクラブ・メンバーが動けず、港に荷物が届いても引き取りができない状況が続いています。現地での引き取りができない以上、こちらから荷物を送ることもできず、協会にとっては高額な倉庫代(月10万円)の追加を強いられつつ、状況の好転を待っている次第です。
先の見えないまま、輸出できる日を待つにしても、現状、協会の資金では半年ももたないうちに破綻します。
この問題に対し、解決策として、すべて業者に委託し、カンボジアの指定場所への直送も可能であるということが確認できましたので、協会役員会で協議の結果、カンボジアの入学シーズンの秋に間に合わせたいことと、先の見えない待機より「直送」という方法をとろうということになりました。
この「直送」については、2~3社に問い合わせしてましたが、安いところでも、通常かかる経費の約3倍の約300万円という見積もりが来ております。
一日も早く、荷物をカンボジアに届けるためには、この資金を早急に用意する必要がございます。
なお、目標金額は、ランドセル回収時、提供者からいただいた寄付金約50万円を差し引いた額、250万円としました。
これまでの活動
●「カンボジアへランドセルを贈る事業」について
2006年(平成18年)に富山市内9つ(現在14)のライオンズクラブの合同奉仕事業としてスタートして3年間。富山ライオンズクラブ単独奉仕事業として7年間。通算10年間継続され、累計17,250個のランドセルが、カンボジアの子供たちへ届けられました。
その後、2017年(平成29年)は、富山ライオンズクラブのご有志の方々と青年海外協力隊富山県OB会とで、本事業を行い、さらに事業の発展と継続を図るために、新たに、2017年の11月、青年海外協力隊OB有志によって設立した一般社団法人ACT(アクト)富山国際協力協会が、活動の一つとして本事業を引き継ぎ、今日に至ります。2017年 1,679個、2018年 1,735個、2019年 1,264個、2010年は、コロナの感染拡大等諸事情により中止となりましたが、今年度、2021年、14回目の事業を行うこととなり、1,150個のランドセルが集まりました。これがカンボジアの子供たちに届けば、通算合計23,078個のランドセルが、善意で寄せられた多数の絵本や文房具、ぬいぐるみなどと共に贈られることになります。
※「カンボジアへランドセルを贈る事業」については、協会サイトをご参照ください。
https://neconyaa.