「教師からのバトン」を文部科学省に渡しに行きます

「教師からのバトン」を文部科学省に渡しに行きます
文部科学省が始めた #教師のバトン プロジェクトに対し、全国の先生方から批判の声が上がっています。そんな先生方の声(メッセージ)を集約し、「教師からのバトン」として文部科学省に届けます。

、中央教育審議会等においても教員の多忙化解消に向けた議論を重ね、土日祝日の部活動を学校から切り離すこと、教員免許更新制の見直しを図ることなど、各種改善策を打ち出しています。しかし現場の先生方にしてみれば、こうした改善策は効果が限定的で、多忙化の根本的な解消には至らないという不満が根強くあります。そうした中で「魅力の発信」を始めるのは順番が違うのではないかということから、#教師のバトンプロジェクトに対する批判が殺到したものと思われます。

 私は、日野町教委による勤務時間改ざん指示問題を通して教員の多忙化問題に関わる中で、「実態が変わらないのに、見栄えだけ良くして多忙化が解消されたかのように取り繕うのはいかがなものか」という思いを行政当局に対して抱いてきました。文科省の#教師のバトンプロジェクトもこれに通じるものがあります。文科省には、宣伝ではなく現実を変えることに全力を注いでほしいと思います。そんな思いから、教師からのバトンプロジェクトを始めることにしました。

このプロジェクトで実現したいこと
 プロジェクトの概要を説明する動画を数本作成し、公開しました。今後も適宜追加していきます。
 文部科学省に届けるメッセージは、できれば47都道府県全ての先生方から集めたいと考えています。私のツイッターアカウント(市民労働基準監督官@LSinspector)にDMで送っていただくという形で募集します。今のところ(6月上旬現在)、25の都道府県から集まりました。今後も呼びかけを続け、47都道府県に近づけていきたいと思います。
 メッセージとともに、バトンのオブジェを制作しようと考えています。文字通り「先生からのバトン」を届けるための試みです。リレー練習用のバトンをすでに注文しました。これを加工してオブジェを作り、我々のメッセージを効果的に伝えていきたいと思います。
 文科省担当者との懇談については、事前に質問書を送付し、それに対する回答をもらうという形で進めたいと考えています。その後、文科省内の記者会見室で、文科省記者会の各社に来ていただき記者会見を行う予定です。
 我々のプロジェクトをきっかけに、現役教員が声を上げるという動きが今後ますます加速してくることを期待しています。ツイッター上だけでなく現実の社会に向かって当事者が声を上げることで、改革がより力強く推進されることを期待します。

応援メッセージ
「自分ではなかなか声を上げられないが、ぜひ代わりに声をあげてきてほしい」というメッセージをDMで多数頂いています。まずは私たちが声を上げますので、次は自分が!という方が出てきてほしいと思います。

資金の使い道

バトンオブジェ制作費:2,500円
3人分の交通費:60,000円
(4人のうち1人は自主参加という形で、費用を自己負担します)
手数料・決済手数料・消費税:6,187円(9%+税)

※上記の内容で、すでに当サイトでクラウドファンディングを募集しました(募集期限は6月11日)。しかし、文科省訪問日が5月31日から6月21日に変更になったこと、記者会見後のマスコミ報道を受けてのご支援にも期待したいことから、このたび、前回と同趣旨で新たにクラウドファンディングを募集するものです。

6月9日現在、集まった金額は17,500円です。したがって、6月11日までの募集金額68,687円から17,5000円を引いたおよその金額ということで、今回は50,000円を募集金額としました。

実施スケジュール

3月31日 プロジェクト開始
4~5月 バトンオブジェ