はじめに・ご挨拶
大阪府交野市で、江戸末期より醸造しております山野酒造です。
メインブランドは「片野桜」で割水なしの「原酒」にこだわり、香り味わいとも濃醇で、米の甘味旨味をしっかりと感じられる酒造りをめざしております。
わたしたちの誇り、それは生駒山系の豊富な伏流水と地元関西を中心とする上質の酒米、そしてなにより南部流を受け継ぐ杜氏をはじめとする蔵人や社員の抜群のチームワークです。
製造はもとより、貯蔵、瓶詰め、商品の管理、出荷に至るまで、最良の状態でお客様にお届けすることをモットーに、大阪で数少なくなった酒造りを守るためにも日々励んでおります。
全国新酒鑑評会において、この10年の間に6度金賞を受賞しています。
プロジェクトで実現したいこと
大阪の美味しいお酒をお届けしたい。
かつて昭和30年頃には60軒以上もあり栄えた大阪の酒蔵も、今ではわずか16軒となり、「大阪=日本酒づくり」のイメージが消えつつあります。
そんな中、コロナにも負けず、大阪でも自然に恵まれた交野の地で酒造りを続けて参りました。伝統や風土を未来につなげ、地域の活力の一つとしていつまでもみなさまに愛される酒蔵でありたい、そう山野酒造は願っています。
コロナ禍で色々なイベントが無くなりました。その為、行き場をなくした自慢のお酒が蔵に眠っています。大阪の自然豊かな交野の地で、来年も再来年も変わることなく、仲間と美味しい日本酒を造れるように。そして契約農家の方々今まで通り酒米を仕入れられるように。
是非この機会に希少な古酒、オール地産のお酒、海外輸出限定ラベルのお酒を、ご賞味下さい。
私たちの米・水・自然、風土について
米を選び、そして磨いて慈しむように酒を育てます。
酒質を左右するのが、まず米の種類。そして磨き。酒造好適米というだけで良しとせず、その産地、水田の環境まで確かめて米を選びます。
丹念なつくりから生まれる片野桜。私達は慈しむように酒を育てます。その姿勢には一切の妥協を排除し、良質の酒造りを脈々と続ける気概があります。
絶えることのない清冽な湧水から芳醇な味わいが生まれます。
片野桜の仕込み水は、創業以来いまもなお絶えることなく、蔵内にこんこんと湧き出る生駒山系の伏流水です。鉄道のトンネルを穿つことができなかったほどの岩石層を通り抜けた水は適度なミネラルを含み、酒造りには理想的。スムーズな口あたり、澄んだ香り、豊かな余韻を残す芳醇な味わいは、この清冽な水から生まれます。
みずみずしい自然と悠久の浪漫、清らかな酒の宝庫です。
豊かな風土の恵みのなかで丁寧に醸します。 四季美しい変化を見せる山並み。そこからもたらされる澄んだ空気。清冽な水、沃野。こんな豊かな風土をゆりかごに、杜氏の伝承の技によりじっくり時間をかけて丁寧に醸される片野桜。「すべては品質のために」時が実り、期が熟すのを待つ。そんな自然流の酒造りにこだわるのも、この姿勢をなによりも大切にしていきたいからです。
リターンのご紹介
写真左側より 織姫の里、片野櫻(純米吟醸)、俊成(熟成酒)、片野櫻(花一片)、百天満天
純米大吟醸 織姫の里 720ml
・アルコール分/15度
酒造好適米の中でも有名とされる品種の「山田錦」を地元交野市のこだわりの農家の方々に栽培して頂き、その厳選された酒米を半分以下にまで磨き醸した純米大吟醸です。ふくよかな香りと旨味のある味わいがマッチした逸品です。
純米吟醸 片