すだけで効果があるのか?
手のひらには冷えた血液を全身に循環させる「AVA」と呼ばれる特別な血管があります。動脈と静脈をつなぐバイパスのようなもので、普段は閉じていますが、暑さや運動などで体温が上がる際に、閉じていたAVAが一斉に開通し、ここに大量の血液が流れ込むようになります。
その状態で「ICE HOLDてのひら冷却サポーター」を着用し、手を冷やすことにより、流れ込む暖かい血液を効率的に冷却します。冷たい血液を循環させることで深部体温を下げる暑さ対策グッズです。
なぜ「手のひら」がいいのか?
「大きな血管が通る首やわきの下、足のつけ根(鼠径部)を冷やすほうが効率的では?」と思うかもしれません。
しかし、体(脳や心臓に近い部分)が急に冷やされると、脳は「体温を上げなくては!」と判断し、深部体温が下がらないように全身に働きかけるといわれています。
「手のひら」を冷却することで脳に“気づかれない”ように効率よく深部体温を下げることが必要です。
商品性能試験
富山県産業技術研究開発センター 生活工学研究所の生活環境シュミレーター室において、人工的に室温33℃・湿度60%の蒸し暑い気象条件を設定し、製品性能試験を実施しました。
※掌冷却法による性能試験は第1弾の商品を使用して実施しております。
両方のてのひらの表面温度と首の後ろで深部温度をモニタリングしました。
指定の環境下にて10分安静の後、3分間8Km/hでランニングし、
1.装着なしでクーリングタイム10分間
2.装着あり(商品化の素材)でクーリングタイム10分間
3.装着あり(不採用の素材)でクーリングタイム10分間
の様子を10秒ごとにサーモグラフィで体内温度変化の様子を撮影しました。
※1-3の間は10分間、冷えた室内で正常な状態に戻してから再度試験を開始しています。
サーモグラフィ撮影では、運動後10秒間に1回の撮影を10分間連続して撮影しました。着用なしの場合は体温が徐々に上がり体温が再度下がるまでに時間がかかりました。サポーター着用の場合は、着用後すぐに腕の血管を中心に体温を下がる様子が確認できました。
手のひらの表面温度のモニタリングでは、サポーターをつけた10分間は冷えすぎることなく23-25℃を維持することができました。運動後の表面温度より約10度低い状態を、快適な使用感で使うことができました。サポーター・保冷剤により手のひらを効率的に冷やすことができたといえます。
掌冷却法は、(10~15度)に5~10分、手のひらを冷却する事です。急激な冷却は血管を収縮させるので、あまり好ましくありません。試験では手のひら温度が冷えすぎることなく冷却することができました。
オリジナル保冷剤をしっかり保冷する商品仕様
保冷剤は、効率的に冷却出来るとともに、手のひらに違和感のない着用に拘り、手のひら形状にシェイプしたICEHOLDだけのオリジナル保冷剤になります。 また保冷剤を収納するストラップポケットも、保冷剤がズレずにぴったりと収納できる形状に仕上げました。本体内側には、外部温度を遮断し保冷時間や保冷温度を維持するために「アルミ断熱シート」を使用しています。
繊細なこだわりがパフォーマンスの邪魔をしない
フィット性の高い特殊素材と、手のひらの形に添うオリジナルの保冷剤が着用感をUPさせてくれます。薄手の素材がピッタリフィットするので、パフォーマンスの邪魔をしません。
使用シーン
使用方法
1)ご利用前に専用の保冷剤を冷凍庫で凍らせてください。
保