せていただくことにしました。
今回、何故マスクケースの制作をするのか?ということですが、マスクとマスクケースはこれからも私達が常に持ち歩く必需品になってきます。
マスクは使い捨ての物もあれば、ご自身のお気に入りのデザインや機能が備わった物があり、そのマスクも一定期間利用すると購入し直す必要がありますがマスクケースであればずっと使い続けられます。
尚且、マスクケースは多くの人の目につきやすいグッズでもあるので、このマスクケースを見た方が、「その柄何?」と興味を持ってくださって話題になればそのマスクケースのQRコードから保護犬に関する情報が得られるので保護犬の啓発活動にも繋がると思います。
なので、今回は保護犬アーティスト化計画の第一弾としてマスクケースを作成しますが、好評であればエコバッグやお散歩バッグなどの商品展開も行っていきたいと思っております。
プロジェクトをやろうと思った理由
私達のシェルターで引き取り新しい家族の元へ卒業した保護犬達は約100頭です。
2011年から約3年間、保護シェルターで保護活動を続けていて感じたことは、今のボランティアベースの保護活動では継続することは難しいということでした。
何故従来の保護活動では継続が難しいのか?
理由は主に3つあると思います。
1つ目は慢性的な資金不足です。多くの保護団体さんの活動資金は募金や寄付が主な収入源となり、その額や入金のタイミングには大きなムラがあり、安定した収入にはなりません。結果、不足分の活動費は保護団体で活動すつるボランティアさんが自分の生活費を切り詰めて自費で賄っているという現状です。
2つ目は愛護センターに収容される保護犬達をどれだけ引き出して助けても、すぐに新たな保護犬が収容され、いつまで経っても保護活動が終わらないということです。保護犬が生み出され続ける以上、ボランティアさん頼みの保護活動は終わることがなく、いずれはボランティアさん自身の資金や体力に限界がきてしまいます。保護犬を救うには、保護犬を生み出さない環境を作り、保護活動を終わらせることだと思います。
3つ目は『人材の確保』です。
保護活動には資金が必要です。フードなどの物資が必要です。しかし、いくら資金があり物資があっても実際に保護犬のお世話をするのは『人』です。
保護活動には、精神的に不安定な保護犬のお世話の仕方や、感染症予防の為の消毒方法など、ある程度のスキルやノウハウが必須になっています。
しかし、お手伝いに来てくださるボランティアさんが頻繁に入れ替わる状況ではスキルやノウハウを習得することが出来ず、継続的に保護活動に携わることが出来る人材を育てる事ができません。
クオリティの高い保護活動を継続させるためには『人材の確保と育成』は必須です。
その為にもスタッフを社員として雇用し、給与を支払い、保険も完備した職場環境で働いてもらうことが必要です。
保護活動は自己犠牲だけでは限界があります。
保護活動に携わるスタッフが私生活でも仕事面でも満足して楽しく働いてもらうことが、多くの保護犬や飼い主様を救うことに繋がると思います。
スタッフにも家族がいます。愛犬と暮らしているスタッフもいます。
万が一、家族や愛犬が怪我や病気をした場合にお金の問題で救えないという状況は絶対に避けたいと思いました。
『保護犬を生み出さない活動』を継続させるには会社として事業を行い、収益を上げてそれをスタッフに還元し、新たな人材を雇用することが一番重要だと思います。
これまでの活動
弊社で行う事業