、来年度の農業規模を更に小さくしなければなりません。そのために子どもの教育を諦めなければならない事例も多くあります。
2020年7月に、世界銀行がタンザニアの低中所得国入り(国民総生産1,080$以上)を宣言しましたが、農村部の生活実態とは乖離があります。
このように、タンザニアでは農業は生活の重要な地位を占めており、農家さんは農業をやりたくて仕方ないのに、十分な農業が出来ていません。
上記の課題に対してWATATUは、農業に必要な要素をすべてまとめた「農業パッケージ」を農家さんへ提供し、反対に、農家さんからはその土地に根付いたノウハウと労働力を提供してもらい、一緒に農業ビジネスを行う形を採用しています。
他にも資金や農業資材の提供を行っている組織はありますが、提供後の管理が不十分なせいで費用回収ができない事態が発生しています。
WATATUは、信頼関係のある農業の専門家とともに生産過程を管理したり、共同で農機具を使ったり、農業保険を活用したりすることで、生産におけるリスクと費用回収におけるリスクを軽減し、収量をあげていきます。
それにより、担保がないせいで銀行が資金を貸せなかった層も巻き込んでいくことができます。
ココがWATATUの重要なポイント!
また、会社がマーケティングを行い、売る時期をずらしたり、売り先を変えていくことで利益をあげていきます。こうして、農家さんの「やりたい」を一緒に実現していくことで、『貧困の連鎖』を断ち切っていきます。
農家さんの理解向上とプロジェクト円滑化のため、専門家とともに研修を行っています
(1)農家さんたちの生活が安定します
タンザニアの平均年間所得は10万円程度と言われています。ですが、実際に農村部ではそれよりもっと少ない現金収入で暮らしている人びとが多くいます。
彼らがあと、1万円、2万円の収入を増やすことができれば、子どもが学校に行くための費用を出すことができます。家族が病気になったときに医療費を出せずに苦しみに耐えることも減ります。
(2)農家さんたちの「住民を助けたい」という夢が実現に近づきます
一番初めに協力をし始めたラマ君の夢は、村に診療所や農業資材の店を作り、家族や地域住民など、大切な人たちの力になることです。
タンザニアでは、自分だけが裕福になればいいというような考え方はせず、良いものがあれば必ず周りにも分け、一緒に享受していきたいという考え方があります。現在WATATUと一緒にビジネスを行っている15人の農家さんたちも口を揃えて言っています。
WATATUの取り組みを通して、一人でも多くの人が貧困から脱出できれば、このような農家さんたちの温かい思いが実現されていきます。
(3)アフリカが将来的な食糧危機から守られます
2050年にはアフリカの人口は今の3倍、食料需要は2.5倍になると言われています。
事業を通してタンザニアやアフリカの農業に新しい風を吹き込むことで食糧増産に貢献していきます。
(4)「日本のお年寄りはかわいそうだ」…? アフリカからの学びを日本に還元します
「日本のお年寄りはかわいそうだ」
タンザニアから留学に来た友人から言われた言葉です。
「日本は何でも手に入ってとっても便利だけど、田舎にいくとお年寄りは一人でさみしくくらしてるね。かわいそう」
これを聞いた僕たちはガツンと衝撃を受けました。
たしかに、タンザニアの人びとは貧しく、貧しいがために人生において本当に多くの困難があります。ですが、大好きな家族や友人たちと笑い合いながら、そ