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世界でも稀にみる技術と文化的背景や地理的背景、そして職人さんの想いやストーリーが重なり、唯一無二のものが作られる。
そしてそれは代々受け継がれ残ってきたものなので、私たちの生活に馴染むもので、生活を豊かにするものなのです。
さらに、当たり前ですが伝統工芸品はSDGsでサステイナブルなプロダクトです。
伝統工芸品は昔からある自然の素材を用いて手作りし、手直しをしながら何十年何百年と世代を超えて使い続けることができます。
これまで出会った職人さんの中で共通しているのは、自然の素材を使って作る伝統工芸品だからこそ、自然や環境といったものへのリスペクトを感じるということです。
例えば、今回のリターンで和蝋燭を出してくださるHAZEさんでは、作る過程で余ってしまった蝋は再度溶かしてまた使ったり、蝋燭に色を付ける顔料まで全て植物由来のものを用いたりなどされています。
HAZEさんで使っている櫨蝋(はぜろう)
「日本の伝統を受け継ぎつつ、環境にも優しくて、普段の生活が豊かになる」のが日本の伝統的な工芸品なのです。
では、どのように伝統工芸を継承していくのが良いのでしょうか?
そのためには私たちがまず興味を持ち、工芸品を買って実際に使ってみること以外ないと思います。
そのための解決策がこのクラウドファンディングであり、これからもプロジェクトを作り続けていきたいと思う一方で、それだけでは短期的&限定的な解決策に過ぎません。
長期的に継承していくために、モノゴト|monogotoでは以下の2つのサービスを作り、オンラインでもオフラインでも最大限日本の工芸品の良さを伝えていきます。
(1) 職人さんと使い手をマッチングするECプラットフォーム
全国の職人さんと話していて気づいた、現在職人さんが苦しんでいる理由は以下の3つであると考えています。
1. コロナ禍でメインの売上の一つだった自社店舗が影響を受けてしまい、販路がない。
2. ECを始めようにもインターネットの知識がなくてできないうえ、配送の手続きも時間が取られてしまい工芸品を作る作業に集中できない。
3. 卸売り屋さんを通して販売していた百貨店などもコロナ禍で影響を受けて出荷品数が減っているだけでなく、そもそも卸売り屋さんを通す場合、売上の約半分ほどしか手元にお金が残らないため利益が上がりにくい。
そのため、どの職人さんも簡単に出品できて、なおかつメルカリのようにQRコードで簡単に配送できる、さらには低い手数料(15~20%)を払うだけで良いので利益が手元に残りやすい、そんなECプラットフォームを作りたいと思っています。
「職人さんの想いを知り、職人さんの手から工芸品が直接届く」そんなECを作るのが目標です。
(2) 飲食店と作り手をマッチングして、レストランやカフェで多くの人に工芸品に触れてもらうサービス
とはいえ(1)のECプラットフォームだけでは全てオンライン上なので、いかに画像や動画を駆使しても100%は工芸品の魅力が伝わるとは思えません。
そこで、全国の飲食店さんと職人さんをマッチングして、飲食店さんで工芸品を実際に使って何かを飲んだり食べたりできる、そんな世界を作りたいと考えています。
飲食店で実際に使ってみて、気に入ったらその場でECサイトから工芸品が買える、そんなサービスを作りたいです。
直近では、ゴールデンウィーク(5/4~5/6)に東京都港区のお寺「光明寺」さんで工芸品に触れられるイベント「新しい出会いを、お寺で」を行い、そこで出会っ