大槌町に江戸時代から伝わる、東日本大震災で被災した仏像を修復したい!
岩手県大槌町の沢山不動尊には、江戸時代に制作された不動明王三尊像が伝わります。像の制作には盛岡南部藩の豪商・前川善兵衛や江戸の仏師が関わっていた可能性があり、地域の歴史文化の証といえる文化財です。しかし東日本大震災の津波によって大きな損傷を被っているため、10年目のこの機会に修復しようとしています。
のリターンでは難黄変の透明樹脂を使用します。
大槌町の文化財を自宅で鑑賞できる貴重な機会です。
3Dレプリカ のサンプル
■ 最後に
修復後の安置・展示については、元の不動尊は管理が難しい状況にあるため、4月末完成予定の「御社地天満宮」とする予定です。
仏眼祖睛ゆかりの場所である御社地は町の中心部で、図書館やホールがある大槌町文化交流センターおしゃっちもあるため、ここに安置・展示することで町内外の多くの方に観てお参りいただきたいと思っています。
不動三尊像は元々の地域の管理者から依頼を受け、NPOまちづくり・ぐるっとおおつちが管理しています。
まちづくり・ぐるっとおおつちは、東日本大震災前は農・漁業体験教室など子育て支援事業を主に活動としていましたが、大震災後は被災者の生活支援事業を推進しているNPOです。
そのため、文化財の修復のための資金はまったくない状況です。
地域に遺る貴重な文化財を守り、後世に遺していくため、クラウドファンディングを通して、ぜひ皆さまのお力をお借りできればと思います。
またこの修復をきっかけに、前川善兵衛家や安岡良運など大槌町に関わる歴史についても、全国の皆さまに興味をもってもらえたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!
特定非営利活動法人 まちづくり・ぐるっとおおつち
株式会社文化財マネージメント