た。
しかも決戦の地は憧れの「ブラジル」!
このチャンスを逃すまいと新卒で就職した会社を退社し、フットサルで勝負していく事を決心しました。
ここでまたしてもアクシデントが発生します。
生まれて初めて降り立った夢のブラジル初日にゴールポストへ身体ごと突っ込み、あばら骨を骨折。
ウォーミングアップのジョギングだけでも激痛が走り、移動中も冷や汗が止まらない状態でした。
『諦められない。せっかくきたこのチャンスは逃せない。』という想いから
痛み止めを飲みながら試合に出続け、憧れの地『ブラジル』での大会で優勝を勝ち取る事が出来ました。
帰国後、ブラジルでの根性を買われ、日本人初のプロチーム『大洋薬品バンフ』に初代メンバーとして入団し、日本人初のプロ選手となる事が出来ました。
スペイン代表、イタリア代表、ブラジル代表、ロシア代表、ポルトガル代表、イラン代表
引退するまでの間、世界のトップレベルの選手と戦ってきました。
プロの強度でのパフォーマンス、ギリギリのラインでの相手のせめぎ合い。
引退するまでの間に靭帯を伸ばした回数は10回以上です。
怪我をする度にフィジカルは落ち、パフォーマンスは下がってしまいます。
松葉杖に頼らなくてはならない期間も何度もありました。
試合ではブラジル人やスペイン人のフィジカルの強さや速さにも圧倒されました。
「怪我」と「パフォーマンス」
トップレベルになるとこの2つは切っても切り離せません。
自然に自分の足に対してもこだわるようになりました。
足のためには足だけでなく、キレイな姿勢や疲れない身体作りが必要だと常に意識をしていました。
トップ選手に居続けるには高いパフォーマンスはもちろんのこと、その座を譲らないように「離脱」をしない事が重要です。
僕はプロ選手を35歳まで続け、最後まで試合に出続けるという素晴らしい形で選手生活を終える事が出来ました。
プレーで人を魅了する事はなくなりましたが、今度は仕事を通じて誰かの喜びになるように努めよう。
自分の行いが誰かの役に立つ、そしてそれを連鎖的に繋げていく。
スポーツを芯とし、自分と誰かを幸せにするモノやコトを提供していきたい。
そういう理念の会社です。
冒頭でもお伝えさせて頂きましたが、このソックスは、
終わりの見えないコロナ渦において日々戦い、沢山の人々のためにリスクを背負いながらご尽力下さる医療従事者の方々の疲労を少しでも和らげたい!
という強い想いから、
アスリートが持つ運動学の知識と、理学療法士による医学の知識を組み合わせて開発した足の疲労軽減に特化したソックスとなります。
足首をソフトに固定し、足底を上げ、指の機能を生き返らせる。
仕事中の疲労度を半分にする生きたソックス。
そんなソックスが実現可能なのか、二人のあらゆる知識を元に何度も意見を出し合い、試行錯誤して作ったオンリーワンのプロダクトになります。
1番苦労したのは運動学を再現するための編立です。
丸編機では普通は五本指ソックスを作ることが困難です。
理由は、生地のタブ付きが出るため、一足ずつ作るのに相当な時間が掛かってしまうためです。
その為、どの工場でも効率が悪いため、生産を控えている事が多いです。
今回は『1週間をラクにする新しいソックス』を実現する為、工場にご協力頂き、普通なら一本の糸でソックスを作るところを糸の本数を増やし、更に5本指ソックスに運動学が入った靴下をカタチにするために細かな修正を何度も繰り返して頂きました。
今回僕がクラウドファン