有機農業(オーガニック)の生産者支援プロジェクト

有機農業(オーガニック)の生産者支援プロジェクト
化学合成された農薬や肥料を使わず、安全で安心な有機(オーガニック)農業は、イタリア14.5%、スペイン8.7%、アメリカ0.6%と比べ、実は日本は0.2%と極めて低い。そのため生活者がもっと有機生産者を知り、予約することで販売ロス軽減と生産者支援を行い、日本のオーガニック比率向上を目指します。

と言っても過言ではありません。みんな個性的でいいと思っています。どれも愛すべき商品たちです。

 2021年夏出荷の有機JAS認証のメロン(北海道)、2021年秋出荷の有機JAS認証のりんごの早期予約を特別価格にて行いたいと思います。

 有機JAS認証のメロンは中富良野の坂本正男さんが育てる希少なメロン。坂本さんの有機メロンは商品として出荷できるのは収穫数の2分の1。2分の1は病害虫の被害を受けてしまうのを覚悟して有機メロンを栽培しています。どんな思いが半数を捨ててまで有機メロンに執着させるのか。それは坂本さんの哲学に他なりません。そんなメロンをご紹介できることは本当に幸せなことだと私は感じています。

 もう一品は青森県五戸町、八甲田連峰を見渡せる標高200メートルという高所に位置する北上農園で、園主の北上俊博さんが育てる有機JAS認証のりんご。

 平成17年より低農薬栽培の「葉とらずりんご」を育てている。化学合成された農薬や肥料を使わず、人の体にいいものはりんごにも効くはずと漢方の考えを基本に、山林で摘んだ草を煮出して作った自家製の植物エキスを与え、コクと旨味を楽しめるりんごを追求している。2019年に有機JAS認証を取得した貴重なサンふじをお届けします。

 私は限られた方だけではなく、もっと多くの方に日本のオーガニック(有機)農産物を知っていただきたいし、食べてその味と良さを体感してほしいと心から願っています。今はまだ数少なく、入手できることが難しい本物の有機農産物を、一番いい時期に美味しく食べてもらいたい。そして生産者のファンになっていただければ、もっと日本の有機農業は成長すると考えています。

 農産物を生産しているのは機械ではなくて人。だからこそ、毎日食べているものが、「彼が(彼女が)一生懸命作ってくれた野菜を食べているだ」と思える心の豊かさを多くの人に届けられたらこんな幸せなことはありません。本プロジェクトはその第一歩です。

 集まった資金はそのまま坂本正男さんのメロン、そして北上俊博さんのりんごの仕入れ資金に当てさせていただきます。実は坂本さんは昨年の豪雪でハウスが3〜4棟押しつぶされてしましました。その復旧にお金も時間もかかっています。少しでも早い復旧を後押しするために予約販売にて得た資金をそのまま仕入れ予約代金としてお渡しします。北上さんに関しては、有機JAS認証のりんごの圃場を拡大する計画があります。新規就農者のために圃場を整えたいということと、まだ数少ないこのりんごを普通にスーパーなどの量販店に並べ、誰もが手の届くようにしたいという夢を早期実現させていただくためです。

 私たちふるさと21は平均年齢37歳と比較的若い企業です。そして、むつ市という、比較的日本の中でも決してアクセスがいいとは言えない地域に本部を置いています。しかし、立地がリスクだったのは昔のこと、現在のネット社会においては逆にメリットに変わりつつあります。地方では人口の現象や耕作放棄地の増加などが問題になっています。それはこのむつ市においても他人事ではありません。しかし、だからこそビジネスチャンスが広がっているとも言えます。その課題解決に取り組むことは私たちのミッション。生まれ育ったこの町を次世代に胸を張ってバトンタッチするために必要な要素の一つは「産業」です。有機農業を基盤に、全国の有機農家と一体となり有機生産業の礎を築くこと。そのエンジンになりたいと思っています。

 そのビジネスの基本は生産者が安心して有機農業に取り組める環境を作ることだと思