め合うことで他者と交流が生まれ、さらに意識を活性化します。このような交流は高齢者の認知症予防や進行抑制にもつながります。
3.「高齢者の生活の質の向上(クオリティ・オブ・ライフ)」
さまざまな創作活動を介することで潜在的な能力を引き出す効果が期待できます。また、楽しく取り組み、成功体験を重ねることが、ご本人の自信や精神的な安定にもつながります。
新たになにかを継続して行おうとする、気持ちは、生きる活力となり、肉体的にも、精神的にも健康状態が向上するという、他では得がたい効果があります。また、脳の機能のほかに、頭痛や倦怠感などの身体的症状が軽減した、うつ傾向が改善したといった研究結果も出ていることからお花がもたらす効果は大きいと考えています。また、認知症の高齢者本人だけでなく介護者のストレスが軽減するとも言われています。(参考文献:「農耕機構」 花と心の学校 コラム「フラワー心理セラピーと高齢者」「認知症の脳活性化リハビリテーション」山口晴保 「高齢者に意欲をもたらす活動方法と内容の個人化」大島千佳 他
“Gift of flower” 〜笑顔の贈りもの
《プロジェクトに参加した施設からのメッセージを一部ご紹介します》
◇利用者さんの様子
•麻痺がある方も補助をすれば簡単に楽しむ事が出来ました。
•皆さん目がイキイキ輝いて完全に乙女になっていました。
•利用者さんは目がご不自由ですが、お花に触れながらスタッフの情報提供で、お花をイメージして楽しまれていました。
・見えないけどお花に触れることができて気持ちが明るくなりました。とても楽しかったです。 昔はお花を生けることが好きでした、久しぶりにお花に触れることができて嬉しかった。お花大好きなのよね!!またアレンジしたいです(^-^)
・大変活き活きとされ、隣の方と楽しくお話されながら受講されていました。終了後も「部屋に飾ることが出来る」と大変喜ばれ、「またしたい」と次回を楽しみにされる声もありました。
・施設の皆さんにもかわいいお花を見てもらいたいと、施設に飾って下さった方もいれば、うちの玄関に飾りたい❗と、ニコニコで持ち帰る方、、、。 お花パワーで多くのかたが癒されました。
◇利用者さんだけでなくスタッフの方にも好評です。
•普段見られない表情に職員としても嬉しくなりました。
•出来上がった作品を施設の皆さんに見てもらいたいと、居室やフロアに飾ってくれたのも嬉しかったです。意外な一面も見られた気がします。
•レクリエーションの幅が広がり今後の支援に大変役立ちました。また参加したいとの要望の声とともに、支援の声が広がっています。
・工程もシンプルでだれでもわかりやすく、職員にも負担にならず、少しの時間でいつもとはちがったサービスを提供できるのはいい点だと思いました。
・短い時間で出来る事で集中力も途切れず真剣に作業していた。考えながら、相談しながら楽しまれており、開催してよかったと思いました。終わった途端、皆いそいそと居室に持って帰りました。
◇私たちへの応援メッセージも紹介させてください!
・利用者の方々が大変喜ばれ、笑顔で楽しかったと言われ、本当にお花の力で笑顔を頂いたなと思いました。とても良いプロジェクトなので、もっともっと広まればと思います♪
・今回、参加させて頂いたことで利用者様も大変喜んでおられ、その笑顔を見れたことで私たちも大変うれしく、この企画に感謝しています。お花は人の心を豊かにしたり、癒しを与えてくれると実感したので、これからも是非このプロジェ