独自の地域通貨で真に自立したサスティナブルな村の地域経済を創りたい

済の自立」と言う志にご理解、ご賛同を頂けき、一緒に次世代の新しい地方地域の形を村外の方々とも一緒に築き上げて行ければと、この度、地域通貨「とほっぴヴィレッジマネー」販売という形でご参加を募集させて頂きました。

今回のプロジェクトは、経済産業省の令和2年度補正予算「JAPANブランド育成支援等事業(特別枠)」として、久留米大学名誉教授の駄田井正先生が中心となっている「筑後川流域創生プロジェクト」との連携となっており、将来の向けた地方地域経済の自立を促すための方策の実証実験の要素も持ち合わせています。

久留米大学名誉教授 駄田井正 先生

2017年7月「九州北部豪雨」から3年経過した東峰村。復旧・復興にはたくさんの外部からの支援をいただいてきましたが、今後、地域が自律していく ためには地域経済の新しい仕組みを考えなければなりません。

そこで、東峰地域通貨「とほっぴビレッジマネー/単位:village(ビレッジ)」を試験運用し、地域内を通貨が循環することで「新たな村の付加価値」を生み出す取り組みを行います。

また、地域通貨を運用を継続していく中で、運用益を里山の保 全や伝統・文化の保存等の村の持続可能な活動にも役立てたいと考えております。

■私たちの地域のご紹介

東峰村は福岡県最東部、大分県日田にも接した人口2000人弱の中間山村です。背後には霊峰の英彦山(ひこさん)は拝し、一級河川の遠賀川と筑後川の水源地にも位置する村です。

3年前の2017年7月5日には、九州北部を襲った記録的な集中豪雨「九州北部豪雨」で広域に渡って甚大な被害をを受けました。

今も村内には多くのその被害の爪痕が点在しております。

元々は、現在も地名として残っている小石原村と宝珠山村が、2005年のいわゆる「平成の大合併」で合併して東峰村となり、2012年には「日本で最も美しい村連合」に加盟し現在に至ります。

福岡県で一番標高の高い東峰村小石原地区は、暖かいイメージの九州の中でも特に雪が多く、多いときは一晩で30cm前後積もることもあります。

山間深い場所柄、古くからその地形に合わせた棚田が多く点在しており、宝珠山地区の竹棚田では6月の「かがり灯」や収穫を終えた時期の棚田にライトアップが施され、「棚田にキャンプを張る」と言う面白い経験も期間限定ながら行っております。

「福岡県東峰村」と言えば、多くの方々が直ぐにイメージするのが、伝統工芸「小石原焼、高取焼」かとも思います。

今回のプロジェクトでも、「陶芸体験」など東峰村ならではの返礼も企画されています。

そんな東峰村ですが、今プロジェクトを通じて来村した際に是非とも訪れて欲しいもう一つのスポットが「行者杉」です。

東峰村の直ぐ背後には霊峰の英彦山が聳え立ち、今も山伏の修行が行われています。そんな行者が植えて来たのが「行者杉」で、歴史の呼吸を自然の中で感じる瞬間を経験できます。

■プロジェクトを立ち上げた背景

『「通貨・モノ・サービス」の地産地消を通じ地域内の付加価値生産供給能力を強化し、地域経済が自立していく事こそが、我々の様な過疎化の進む中間山村、地方の進むべき次世代に誇るスマートヴィレッジモデル地域となる』と、地元の里山再生活動の仲間をはじめ、今回この地域通貨の加盟店になって一緒にこのプロジェクトに参加してくれる村内の商店や伝統工芸産業、中小零細企業、観光関連産業の仲間の中で議論して来ました。

そんな中、昨年、東峰村において開催された「筑後川フェスティバル」のご縁から、久留米大学、駄田井正名誉