【あしなが学生募金】目に見えるものにとらわれないで

【あしなが学生募金】目に見えるものにとらわれないで
あしなが学生募金事務局・関西エリア在住のボラスタ局員塩見恭平が作成したページです。病気・災害・自死によって親を亡くした子供たちや親に障害があり働くことのできない家庭の子供たちの奨学金支援を行っています。新型コロナウイルスの影響で街頭で伝えることのできなくなったこの想いを届けていきます!!


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【あしなが学生募金】目に見えるものにとらわれないで
3 ~ 4 分

はじめまして。あしなが学生募金事務局・関西エリアの塩見恭平<しおみきょうへい>と申します。

突然ですが、2020年、世界中に経済的なダメージを与えた元凶は何でしょう?

そう聞かれるとほとんどの人が新型コロナウイルスと答えられるのではないでしょうか。

収入の減少や損失、またはオンライン環境設備への急な出費。

種類は違えど多くの人が影響を受けたのではないでしょうか?

一方で、新型コロナウイルスが流行するより前から貧困に苦しんでいた存在がいることをご存じでしょうか?

この問いを聞かれて答えを思い浮かべられた方は少ないのではないかと思います。

答えは病気や災害、自死によって親を失ってしまったり、障がいがあり働くことのできない家庭の子どもたちです。そんな遺児たちを支えているあしなが学生募金という活動をご存じですか?

私があしなが学生募金と出会ったのは高校1年生の時。ボランティアスタッフとして街頭募金に参加しました。

その時あしなが奨学金を受けて学ぶ大学生たちが、奨学金を必要としている後輩遺児たちのためにと精いっぱい声を振り絞って募金を呼び掛ける姿、必死にビラを配る姿を目にし、私は強い衝撃を受けました。

「この人たちと一緒にもっと活動したい」。初めて募金に参加したその日に、私はそう思ったことを覚えています。

私はその思いを叶え、高校を卒業してからあしなが学生募金事務局の一員になりました。そして局員として活動していく中で、ボランティアスタッフの立場では見えなかった局員たちの想いや努力をたくさん見ることができました。

一人一人自分の言葉で、街頭の人たちに想いを届けようとする姿。

悔し涙を流すこともあるけど、それでも前を向き、互いを支えあい、共に歩んでいく姿。

その姿は輝いて見えました。

私はこの活動に参加するまで、いつも自分の居場所を探していました。

人に頼ることが悪だと思っていた。

相談できる友人もいなかったし、周りにも気づかれなかった。

まるで1人で生きてきたかのように。

―そんな私をあしながの先輩たちは受け入れ、優しさを向け、居場所をあたえてくれました。

あしながは、そんな優しい人たちが集まったコミュニティなんです。

同じように親を亡くしたり、親に障がいがあったりする後輩たちに優しさを向け、彼らの未来のために全力を尽くしています。

私もその一員として、遺児たちのために精いっぱいの声をあげています。

新型コロナウイルスによる影響をうけ、苦しんでいる人たちはたくさんいます。

しかし、遺児たちの苦しみはその中でも特に大変なものです。もともと苦しかった生活が、コロナ禍でより苦しいものになっているのです。

私の周りの遺児学生たちも、アルバイトの解雇や労働時間の減少、急なオンライン環境の整備、自宅で過ごすことによる食費や光熱費の上昇などがあげられます。

大学を辞める決断を余儀なくされてしまった遺児学生もいます。私の友人もその一人です。

コロナ禍で遺児たちが抱える問題が大きくなっているということを、知っていただけないでしょうか?

私たちの存在に気付いていただけないでしょうか?

ぜひとも窮地に立たされている遺児たちを支えるため、このクラウドファンディングにご支援をしてください。よろしくお願いします。

本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日