制度・政策が必要だと考えています。
虐待が起きてから防止するだけではなく、それが起きないようにするために誰も溢れない=守る社会になるために。子はたからプロジェクトでは、以下の考え方を持って活動しています。
どの家庭でも、子育ては大変で未知という前提で「虐待するリスクは全家庭にある。」その上で何ができるかを考え、
■通報よりも相談できる社会へ
■全家庭へ赤ちゃん訪問時から(妊娠期)
→長期的な予防支援(繋がる仕組み)を実現する
民生委員児童委員、保健師などと連携して
地域や第三者との関係性を増やす。
→「助けてくれる人や場所がある」
■小さいエリア、ユニットで展開する支援を
必要なときに必要な人が
必要なモノを受け取れる仕組みを作る
5年間活動してきて、行ってきたことを自治体や国に報告しています。かつては、介護問題も24時間ケアするサービスはありませんでした。あくまでも家庭の問題でしたが、それを個人の問題としてではなく、社会の問題として、世論が変わり制度や政策が変わっていきました。
きっと変わる、変えられる。
そして「子はたからプロジェクトでは、子どもそして親の保障(補償)制度を作ること」を大きなゴールとしています。
▼子育て支援拠点(広場、サロンなど)
絵本を使った親子向けワークショップ実施
※参考事例:
愛知県海部郡蟹江町
NPO法人にこにこママネットワーク主催
安心して前向きに親子関係を深める遊びの紹介や、関わり方のヒント、支援者との関係づくり、支援を受けられる環境づくりをお手伝いするツールとして、子はたからプロジェクトの「あそぼレシピ」絵本セットをプレゼントしています。※赤ちゃん訪問時の保健師からの直接案内や、子育て支援拠点(広場)のイベントなどで利用されています。
▼親子向けワークショップの定期開催、研修
参考事例:三重県員弁群東員町
(主催/東員町役場/子ども家庭課子ども支援係)
▼調査、研究(データ収集)提言など
助成金を受けて、当事者30名から、過去の加害内容や過程をヒアリング調査し、分析をしています。どうすれば防げたか、虐待の醸成背景など突き止めていきたいです。今後、個人や地域、そして社会への利益になるよう、必要な政策・制度ができるように継続していきます。
▼新聞・他メディアなど
・中日新聞 2019.8.1掲載
・京都新聞 2020.10.15
・その他、東海テレビ「ニュースone」読売新聞など
▼自治体や関係機関への事業説明や協議検討など
・愛知県大府市/長久手市/ほか
・岐阜県養老町
・兵庫県尼崎市
・三重県松阪市ほか
現在約20自治体へ事業説明を実施しました。
特定非営利活動法人
にこにこママネットワーク
代表 髙阪美帆 様より
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当団体では、3年前からなるかわさんの絵本をつかったワークショップを開催しています。毎日、ママが口にしてしまう言葉「そんなことしちゃダメ!」「よごれちゃうじゃない。」「もっとこうしなさい!」とつい言ってしまいそうになりますが、この日だけは、ママたちにその言葉を封印してもらい「今日は、親のやりたいことをさせるのではなく、こどものやりたいことを優先させてくださいね」と伝えます。子どもたちが、思ったように描き、感じたままに塗る。「自由に、心のままにあそばせてあげてください」それが「あそぼ」シリーズの絵本を使ったワークショップのコンセプトだからです。紙をびりびり破る子、紙を食べちゃう子、ずっとクレヨンでぐるぐる描いている子、ペットボトルにクレヨンを入れちゃう子。いろんな