新潟県の過疎地に開校した看護学校の学生のために、安全で安価な住環境を提供したい

新潟県の過疎地に開校した看護学校の学生のために、安全で安価な住環境を提供したい
2020年4月に日本有数の豪雪地である新潟県十日町市に看護学校が開校しました。しかし看護学校には学生寮がなく、学生街ではない当地は遠方から通う学生にとって住環境が不足しています。雪深い田舎町であっても安心して学べるよう、安価で安心して暮らせる住まいを提供するため【学生向けのシェアハウス】を作ります。


はじめに

昨年、当地に新しく看護学校が開校しました。(現在1期目)

雪深い当地にもかかわらず医療の道を志してくれた看護学生を応援するために、地元の人間として何かできないかと考えたとき、当地の課題のひとつとして「学生向けの住環境が不足している」ことに気づきました。

そこで、様々な人の思いを紡いでほしいという思いから「紬プロジェクト」と名付け、看護学生向けのシェアハウスを設立することにしました。

学生たちが「織物の町 十日町」で出逢う沢山の人々との縁や、地域との縁を紡げる場所にしてくれることを願っています。

このプロジェクトで実現したいこと

昨今の新型コロナウイルスの対応を含め、医療従事者の皆さまは患者のため、危険と隣り合わせの最前線で対応していただき感謝の念に堪えません。

そのため、医師及び看護師不足が問題になっている当地において、これから地域医療の担い手になってくれるであろう学生を応援するための「慈善事業」及び、当地に定住してくれるであろう若者が当地を好きになってもらいたいという「地域貢献」を目的にしています。

今回のプロジェクトでは以下の2点をお願いしたいと考えています。

(1)リフォーム資金の支援

銀行の融資を受け、学校徒歩圏内にある中古住宅を購入しましたが、シェアハウスとして活用するためにはリフォームが必要です。

また、学生本人及び親御さんから安心して契約していただくためにも「感染症対策」「防犯」「プライバシー」に配慮した施設にしたいと考えており、資金の一端を応援していただきたいと思っています

(2)学生に「自身の夢が応援されている」という誇りを持たせたい

「クラウドファンディングで支援してくれた人=学生の夢を応援してくれる人」ということを学生に伝えることで、学生が自信と誇りを持って学ぶための張り合いにしてほしいと願っており、金額もさることながら「応援してくれる人数」も期待したいと思っています。

私たちの地域のご紹介

十日町市には高速道路が通っていません。 新幹線が止まる駅もありません。

2mを超える雪が降ることもあり、半年近く雪に閉ざされるため、決して生活環境が良い土地ではありません。

ですが、この雪のおかげで色鮮やかな四季の移り変わりが楽しめます。

美味しいお米やお酒、そしてお蕎麦の実が育ちます。

3年に1度「大地の芸術祭」が開催され、県外や国外からも多くのお客様が訪れます。

雪に耐えることができる辛抱強い市民の心は温かく、お客様をおもてなしします。

私はこの地で生まれ育ちました。

大好きな十日町がこの先も続くよう、多くの人々がこの地を好きになってくれ、定住してくれたら嬉しいです。

プロジェクトを立ち上げた背景

私の妻も看護師です。

十日町とは全く別の地域に生まれ育ち、地元の看護学校を卒業し、初めての赴任先が十日町市でした。

ご両親は、縁もゆかりもなく雪深いイメージしかない十日町市に娘を送り出すことを、随分と心配したそうです。

縁あって十日町市在住の私と結婚し、初めての赴任先が定住地となりました。

医療従事者として働きつつ、子供を産み育て、職業人として母として妻として頑張ってくれています。

そんな妻ですが、今でも楽しかった看護学校や学生寮での思い出や、当地に赴任した直後の十日町の人たちの温かさの話をしてくれます。

このたび、縁あって当地に看護学校が開校し、妻の後輩になってくれる若者たちが増えることになりました。

地域の財産となる若者たちに「十日町に来てよかった」と思っ