館でした。
やや話が脱線しますが、下の絵をご覧ください。
(メトロポリタン美術館のパブリックドメインから引用)
こちらはミロの作品。「???」ですよね。
率直に言って、”意味不明”な「 The 抽象絵画 」です。
ミロ美術館には、このような意味不明な作品だけが展示されている場所でした。
ミロ美術館内の様子
私はこんな意味不明な作品しか展示されてない美術館は、ぜったい退屈だろうな〜と思っていました。
それがまさか、12年経った今、このプロジェクトにも繋がる光景に遭遇することになるのです。
それが、この写真の光景。
なんてことのない、写真に見えるでしょうか?
ミロの作品を、幼稚園児と先生が、自由闊達に楽しそうに鑑賞している光景です。
この光景を見た瞬間、私は大きな衝撃を受けたのです。
だって日本の美術館では、子供は騒ぐからタブー。そんな空気感や雰囲気がありますよね。
鑑賞する方法も、列に並び、絵を観るよりも説明を読み、その作品の答え見つけようとする。
僕はアート鑑賞とはそういうものだと、ずっと信じていました。
教科書や説明に書かれている答えを、一人で黙々と絵から読み解く作業だと。
Chocola Meetsのチョコレート×アート
そのような考えがあったから、
ミロという絶対に答えがなさそうな意味不明なアート作品を、
幼稚園児と大人が、自由闊達に楽しんでいる様子を見たとき、
自分が当たり前だと信じていたものが、打ち壊されるカルチャーショック
そんな衝撃を受けたのです。
この経験から、アートに対する姿勢が変わり、次のように考えるようになりました。
アートは「自分の好きを見つける」経験であり、
これが「アート×クラフトチョコレート」というアイディアのベースとなる原体験でした。
クラフトチョコレートは、カカオとチョコレートの個性を楽しむこと。
多種多様な味から「自分の好きを見つける経験」を楽しむことができる。
アート鑑賞は、アーティストの世界観を、自分の感性で楽しむこと。
答えがないアートだから「自分の好きを見つける経験」を楽しむことができる。
これが「アートとクラフトチョコレートは似ている」と考える理由です。
私が言う「自分の好きを見つける経験」とは
”自分の個性を再発見する経験” や ”新しい自分を再発見する経験”
このような経験を、私はスペインとシアトルでしたのだと思います。
そしてこの経験が、自分の人生を彩り・豊かにする、そんなきっかけともなりました。
私は、より多くの人へこの経験を広げていきたい、そう思うようにもなっていました。
そこで、Chocola Meetsというブランドを立ち上げて、
「自分の好きを見つける経験」を「アート×チョコレート」で提供していこう。
そう思い、このプロジェクトを挑戦することに決めました。
「アート×チョコレート」は、この思いの根幹にある考え方なのです。
「チョコレートの購入がアーティストの持続的な支援になる」
これが私たちChocola Meetsのプロジェクト特徴です。
従来のBean to Barと、私たちChocola Meetsの違いを、下の図で説明しました。
従来のBean to Barは、「買った人・食べた人」「販売元ブランド」「カカオ農家」がハッピーとなることを目指す「幸せの循環」です(図1)。
図1:一般的なフェアトレードを介するBean to Bar
私たちChocola Meetsは、この「幸せの循