みがあり、ワクワクを感じさせてくれるファクトリーの雰囲気。
素直に「日本にもこんな場所があったら良いなあ」と思ったのを覚えています。
ファクトリーショップの店内の様子。
このシアトルのファクトリーで出会った、カカオから作るチョコレート。
チョコレートを通じて「自分の好きを見つける」自由闊達なスタイル。
その味の違いを楽しむスタイルが文化として、生活の中に馴染んでいる光景。
当時学生だった私には、とても印象的な経験として、記憶に深く刻まれました。
大学を卒業し入社した外資系のコンサルティング会社で、約3年勤めて退社した2017〜2018年ごろ。
日本にもBean to Barと呼ばれる、カカオから作ったチョコレートを楽しむスタイルが出始めたのを知りました。
それが日本のBean to Barの先駆者であるMinimalさんであり、
green been to bar CHOCOLATEさんであり、
私の地元である神奈川発MAISON CACAOさん。
そしてこれらのブランドのチョコレートを初めて食べた時、その美味しさに衝撃を受けました。
当時は、チョコレートのことを何も知りません。特別な興味もありませんでした。
それでもその美味しさに感動を超えた、自分の感情を大きく揺さぶられたのを覚えています。
改めて、その揺さぶられた感情を振り返った時、それがなんだったのかと言えば、
Chocola Meetsのチョコレート
シアトルで経験したチョコレートファクトリーの光景の記憶であり、
生活に溶け込むチョコレートの食文化の光景の経験であり、
自分もカカオから作るチョコレートをやってみたいという衝動。
そういった感情だったのだと、思います。
この経験が、このプロジェクトを始める源泉となり、
そして、ブランド立ち上げの具体的アクションを起こす、2020年7月へと繋がりました。
(この2020年7月からの取り組みについては、近々公開するnoteで紹介していきます)
Chocola Meetsのコンセプトは「Meet My Like:自分の好きを見つける経験」。
アートとチョコレートを組み合わせるに至ったのは、このコンセプトを提供できると考えたためです。
では、なぜこれが「自分の好きを見つける経験」を提供できると考えたのでしょうか。
その理由は、
このように思ったのは、私自身のアート鑑賞に対する、学生時代の原体験があります。
この原体験についても紹介したいと思いますので、もう少しだけ昔話にお付き合いください。
私が初めて「アート鑑賞」を経験したのは、大学生になったばかりのころ。
初めて海外へ一人旅をしたスペインのバルセロナでした。
旅行中のバルセロナの街中の風景
それまでの私は、学校の授業以外でアート鑑賞はしたことがありません。
多くの人と同じように、アートは難しいものと、敬遠していました。
その私がこの旅でアート鑑賞をしたのは「ガイドブックに美術館が載っていたから」という極々単純な理由。
その私が、大きく記憶に刻まれる、とても印象的な経験を、この旅の中でしました。
それは、とある美術館を訪問したときのこと。
美術館の様子が「日本とはぜんぜん違う!」と思わせられる光景に遭遇した時でした。
メトロポリタン美術館が提供するパブリックドメインから引用
突然ですが、この写真のおじいちゃんは「ミロ」。スペイン出身のアーティストです。
私が印象的な光景を目撃したのは、このミロの美術