どんな靴も、3Dスペーサーで「足補正」してから履く!そんな時代がやってきます!

広がってしまう

❌魚の目やタコ…開張足の進展で第二趾球に過度の荷重がかかる

❌外反母趾…前滑りにより母趾変形

❌内反小趾…前滑りにより小趾変形

▶︎かかとの安定の重要性

私の足は、回内(踵がやや内側に倒れている)で、かかと幅もかかとカーブ小さい開帳足。

この不安定な足首の上に、まあまあ重たい全体重が乗かっているのです。

回内

踵の小さい開帳足

ここまで「かかとカパカパ」という表現で、女性のパンプスのイメージでお話してきましたが、ここからは、男女を問わず「かかとの安定の重要性」についてお話しします。

身体の歪みは、万病の元になると言われています。

その身体の歪みは、足首の距骨の落ち込みからスタートします。足首の歪みを膝が補正して反対に歪み、その次は腰が、その次は肩が、そして首が順番にバランスを取るために逆方向に歪んでしまうのです。

なので、

良い靴ほど、踵骨の倒れ込みを防ぐためかかと部は硬い素材で作り(靴屋さん用語ではカウンターがちゃんと入った靴)、アキレス腱に向かって木型を絞り込んで、靴がしっかりとかかとを掴み安定させるデザインになっています。

しかし、標準から外れた「小さくて、でっぱりのないかかと」だと、靴職人さんの思惑通りに靴がかかとをつかみきれないのです。

▶︎補正対象者はどんな人

かかと幅が細く、かかとのでっぱりがなくカーブが真っ直ぐないわゆる「直角かかと」さんがターゲット層になります。

統計調査によると女性の18%、なんと男性は24%が矮小直角かかとに該当します。

それでも、男性の場合は甲を紐で締めるのでパンプスのようにカパカパ脱げたり前滑りしにくいので「かかとのゆるみ」に気づきにくくなっています。

革靴で歩き回る営業マンさん、ゴルフではかかとの安定からスタンスの安定で飛距離を伸ばしたいお父さん、登山やランニング、スキーなどしっかりした靴とのフィット感を求めるスポーツをされる方、そんな皆さんにこそぜひ「足補正」を体験して頂きたいと考えています。

かかと幅の測り方

シューフィッターによる足型計測の場合は、計測した線の足長の16%・18%の位置での垂線を引く製図から算出します。ここでは、かんたんな計測方法をご紹介しておきます。

「セミオーダー3Dスペーサー」は、簡易計測した「かかと幅」 を目安に SMLサイズから選べます。

S:かかと幅6センチ未満

M:かかと幅6~7センチ

L:かかと幅7センチ以上

プロジェクトをやろうと思った理由

このビジネスは、私自身の長年の思い「靴ジプシー」のお悩み解決に向けて、3年前に奈良先端科学技術大学院大学GEIOTにてプロジェクトベースでスタートしました。その後、個人事業主として特許申請、ものづくり補助金の採択を受け、東京のビジコンでファイナリストに選ばれたことと同時期に特許取得を経て、2020年6月24日、コロナ禍の逆風の中ではありますが、株式会社としてスタートすることになりました。

理想形として目指した完全オーダーメイド3Dスペーサーは、残念ながら高額なものになります。そう、完全オーダーメイドだけでは「スペーサーによるかかとぴったり感」をより多くの皆さんに手軽に体験して頂くことができないとわかってきました。

そこで、よくプレゼンで発していた「靴には、かかとSMLってないですよね」という呼びかけの裏返し、まずはセミオーダー3DスペーサーをかかとSMLで用意して、皆さんにもっと手軽に「足補正」を体験して頂こうという主旨で、このプロジェクトにトライする