在学中に舞台美術家の長坂元弘氏に師事。
1964年より独学で油絵を描き始め、翌年、澁澤龍彦と出会い「O嬢の物語」の装幀と挿絵を担当。1967年個展「花咲く乙女たち」(青木画廊)で画壇にデビュー。
活動・表現領域は幅広く、『富士見ロマン文庫』『ユリイカ』をはじめとする多くの 書籍・雑誌の装丁画・挿絵本、『不思議の国のアリス』(新潮社)を描いたことで知られる。
活動範囲は絵画のみならず、着物やゆかたデザイン、写真、歌舞伎やバレエの舞台美術など多岐にわたって活躍した。
公式HP https://www.kuniyoshikaneko.com
《odasho》とは
京都で明治から100年余り続く呉服屋。創業以来、長年に渡り、独自制作にこだわって、のオリジナルな呉服ブランドをプロデュースしている。またイベントの企画、映画や舞台、メディアやイベントへの衣装協力など、呉服関連において多岐に渡る事業を展開している。
公式HP https://odasho.co.jp
これまでの活動
プロジェクトをゼロから立ち上げ、京都の染め工場や、多数の実用新案の取得している老舗メンズアパレル工場を紹介してもらい、何度も打合せを重ね、試行錯誤の末デザイン+素材+機能性を合わせたジャケット・パンツ・ショートパンツが完成しました。
インパクトのあるデザインの裏には確かな技術を持つ職人や工場のものづくりが隠されています。
実物を見られた方からは、「カッコイイ」「レディースも作って!」など大変好評を頂いております。
資金の使い道
☆【金子國義ゆかたKuniyoshi KANEKO】の「マリリン」「アリス」の反物を使用したセットアップの制作。
・「マリリン」
古き良き時代のアメリカ、銀幕のセックスシンボルとして知られるマリリン・モンローをデザインしたゆかたは、エロスの画家と称される画伯ならではのモチーフ。金子画伯はのお気に入りのクラシック映画を暗記するほど繰り返し見続けた。登場するヒロインたちは、和洋問わずいつも創造の源泉だった。
・「アリス」
1874年にイタリアのオリベッティ社の依頼により初めて『不思議の国のアリス』の挿絵を描いて以来、金子画伯の生涯のモチーフのひとつであった「アリス」。このゆかた柄は原画「王女に扮するアリス」から引用し、アリスに登場するモチーフのトランプを日本の伝統的な市松模様に配しデザインされた。
・こだわりの素材・綿コーマ
金子画伯曰く「役者が稽古で着ることができるホンモノのゆかた」をつくるため、デビュー当初から一貫してこの生地にこだわり続ける。
綿100%の平織の生地。製糸の段階でコーマ通し(combing=櫛通し)という綿の繊維を整える工程を行うためこの名で通称する伝統的なゆかた用生地。短い繊維を除き、長い繊維のみ平行に揃えるので、毛羽立ちが少なく、太さにムラがない強い糸になるため、肌触りがよく柔らかで艶がある生地になる。
・こだわりの染色・京手捺染
このゆかた生地は、京都で着物をつくる工程と同じように、一反一反ていねいに手捺染で染めている。手捺染とは、日本の伝統的な染色の型染や琉球紅型を起源とした布に柄を染める技法の一種。板場に生地を貼って、職人が型を移動させながら柄を染めていく。職人には非常に高い技術が求められるので、主に絹を用いて高価な着物やネクタイ、スカーフなどに使われる生地を染めるために用いられる染法だが、ホンモノ志向の【金子國義ゆかたKuniyoshi KANEKO】は、この染色にこだわる。
‼CAUTION