はじめまして。多くのページの中からこのページをご覧いただきありがとうございます!
私たちは東京の大学に通う女子大生5人組です。大学のゼミ活動の中で、野菜や農業に関心のある5人でプロジェクトチームを結成しました。
プロジェクトの名前はその名も…”サクベジプロジェクト”です!
このプロジェクト名の由来は、英語で循環を意味する”circulation”と野菜を意味する”vegetable”を掛け合わせたものです。今回私たちは、持続可能な社会を実現することをテーマに、循環型農業に着目し、固定種と呼ばれる野菜の魅力を発信したいと考えています。
メンバーは写真左から、ゆいこ(グリーン)、にいな(ブルー)、みさき(ピンク)、せいな(イエロー)ひさの(パープル)です!
はじめに私たちは、コロナ禍における内食需要の高まりに着目しました。外食が思うようにできない状況の中で、食卓でも特別感を感じたいという思いから、オーガニック野菜やこだわりを持って作られた食材に関心を持つ人が増えたと考えました。このような消費者ニーズの変化を踏まえ、内食をより豊かにするために、「こだわり野菜の魅力を発信したい」そんな想いで今回のプロジェクトを立ち上げました。
こだわり野菜を栽培する農家の方を探す中で、一人の農家さんと出会い、私たちは農業と地球環境の密接な関係について知ることとなりました。
それでは簡単に、私たちに農業と環境について教えていただいたり、江戸野菜の栽培をご指導いただいている福島さんについて紹介させて頂きます。
福島秀史さん
・NPO法人 江戸野菜コンシェルジュ協会 理事
・多摩・八王子江戸野菜研究会 代表
・日本野菜ソムリエ協会認定 野菜ソムリエ
・日本野菜ソムリエ協会認定 ジュニアアスリートフードマイスター
福島さんは、無農薬で化学肥料や動物肥料を使わずに固定種の野菜を栽培していらっしゃいます
上の写真は実際に福島さんの畑で撮影したものです!(写真の掲載許可を頂いております)
また、福島さんは畑の前で、栽培した野菜の販売も行われています。できるだけ新鮮な野菜を提供したいという想いから、特に葉物野菜は注文を受けてから収穫し、お客さんへお渡ししています。
↓こちらが野菜直売所の写真です
私たちは福島さんから固定種とF1種の違いや、環境に与える影響などについてのお話を伺い、固定種をもっと多くの人に知ってもらい、魅力を広めていきたいと考えました。
ところで皆さんは固定種とF1(一代交配種)という言葉を聞いたことはありますか?
固定種とF1とは
野菜の種には、固定種とF1種という大きく分けて2つの種類があります。固定種とは、代々植物の持つ性質や形が受け継がれたもので、種を次の世代へと受け継ぐことができます。一方、F1種とは、優良な性質を持った異なる遺伝子を掛け合わせて人工的に作られたものであり、種は一代限りで再利用することができません。では、固定種とF1種の特徴について簡単に説明します。
固定種の主な特徴
・自家採種ができる
・品種の多様性がある
・環境適応能力が高い
・収穫時期や収穫量が安定しない
・生育や形状にバラつきがある
F1種の主な特徴
・形などの見た目が均一化されていること
・一般受けしやすい味(品種改良)
さらに、F1種には生産者側としてのメリットもあります。
・病気に強く生育しやすい
・揃いが良い
・種を取る必要がなく収穫後すぐに野菜を作ることができるため、畑の回転率が良い
・安定した収穫量