左からスタッフ アンディ・番頭 藤内ユキナ・ゆとなみ社代表 湊三次郎・スタッフ 丹羽
はじめに〜自己紹介〜
ご覧いただき有難う御座います!
銭湯継業の専門集団「ゆとなみ社」と申します。
ゆとなみ社は、「サウナの梅湯」が廃業する際に、代表の湊三次郎が継業して始まりました。
現在、関西で4軒、東海で1軒を経営、東京で1軒のコンサルティングをしています。
「日本から銭湯を消さない」をモットーに湯を沸かし、銭湯経営を目指すスタッフたちで日々、技術やノウハウを積み重ねています。
日々の業務で様々な経験を積んでいます
ゆとなみ社ロゴ
ゆとなみ社が2019年に継業した「容輝湯(ようきゆ)」をこの先も存続させたい為、このプロジェクトを立ち上げました。
容輝湯ってどこにあるの?
容輝湯は滋賀県大津市の石山エリアにある銭湯です。このエリアでは最後の1軒となりました。
JR石山駅から徒歩8分。にぎやかな商店街筋の一本隣、閑静な住宅街の中にあります。
石山は、JR京都駅から15分ほどとアクセスがよく、日本遺産「石山寺」や瀬田の唐橋など、有名な歴史的スポットがあるエリアです。一方で、細い路地を入ると新旧入り混じった飲食店や飲屋街があって、歩き回るほど発見があります。
容輝湯〜創業から今まで〜
1932年(昭和7年)に創業しました。
創業当時から立派な唐破風屋根が特徴的で、約60年前まで柿葺(こけらぶき)屋根でした。現在は銅板の屋根になっています。
柿葺の屋根
平成12年に、男女分かれて入店する「番台式」から「フロント式」に改装されました。
2017年頃、「掃除が大変だ」と言う先代の声から、代表の湊と藤内が風呂掃除の手伝いを始めました。
その期間に先代やお客さんとの交流があり、この石山に容輝湯がずっと残したいという気持ちが強まりました。
しかし、2019年初め、「廃業」の言葉を先代の女将さんから聞きました。交渉の末、2019年6月にゆとなみ社が継業することになりました。
掃除を手伝っていた藤内が大津市出身ということもあり、番頭(店長)に抜擢されました。
2019年7月ゆとなみ社によって再オープン
先代の頃は何も置いていなかったが、物販などを始め賑やかに
2019年の再オープンは特に改装せず、装飾を増やし先代の頃の雰囲気を残して営業開始しました。
オリジナルグッズや懐かしい瓶ジュースの販売、ライブイベントなど、お風呂に入るだけの銭湯ではなく、普段銭湯を利用しない方も集えるイベント会場としても活躍しています。
2020年2月イベントの様子
2020年春。コロナ禍となり、企画していたイベント開催が難しくなりました。更に、狭いフロントではくつろいでもらうどころか、ソーシャルディスタンスの確保も難しく、客足が下がる一方…
そんな中、建物の躯体部分(柱)の補強と、それに付随した手洗場の一新が必要であることが判明しました。どうせ大掛かりな工事をしなければならないなら、と言うことで、いつの日かと構想していたフロント部分の大改装に踏み切りました。ゆとなみ社が得意とする新しい取り組みをするには狭すぎるフロントを広くして、コロナによる集客減少や密な空間を解消しようというものです。
2021年7月。1ヶ月の休業をいただきフロント部分を大改装。
(躯体補強・手洗場工事は事情により10月より開始です)
2021年7月 改装中の様子
「創業当時は欄間があった」と知り、近江八景の欄間を取り入れた
令和に行った改装とは思えない昭和な雰囲