はじめに・ご挨拶
まず初めに、私のプロジェクトを見つけてくださり、そしてご覧になっていただき誠にありがとうございます。私は舘野毅と申します。
表参道のキャビア専門店、さいたま市のチョウザメ専門店で15年間シェフとしてチョウザメに携わってまいりました。
そしてこの度、チョウザメ文化をもっと多くの方々に広めていきたいとの想いで、埼玉県から静岡県函南町への移住を決意。
函南町の函南ちょうざめ企業組合と協力をし、函南町から全国へチョウザメ文化の発信をしていきたいと思っております。
まだまだ、チョウザメはサメと思われることが多いです。
チョウザメはサメではありません。淡水魚でありシーラカンスと同じ古代魚です。写真のようにサメと違い鋭い歯はありませんし性格も温厚です。サメに似ている、鱗が蝶の形に似ていることから蝶鮫と言われるようになりました。サメと違い腎臓があることから、身はアンモニア臭などはせず、臭みもなくタンパクで栄養価も高く、コラーゲンたっぷりで美容にも健康にも良い魚です。
(出典元:フジキンパンフレットより)
このプロジェクトで実現したいこと
チョウザメという魚の認知度を上げ、身近な魚、食材として感じてもらえるようにすること。函南町の豊かな水資源の中、年間を通して一定の水温で育った日本では他にはない函南のチョウザメのおいしさをウリに、キャビアの原料となる卵を取る魚、ではなく魚としての価値を広く知ってもらい、命を無駄にしないことを伝える。(SDGs 目標12.3 食品ロスの減少)
この地域にあるたくさんの魅力的な食材を、チョウザメとの組み合わせでこの地域でしかできない強みを活かした商品を作り出すことにより、函南をPRし、いっそう地域の活性化につなげていく。
私たちの地域のご紹介
静岡県函南町は県東部に位置し、伊豆の玄関口で近隣に三島、熱海があり、国選定による水源の森百選に選ばれた『函南原生林』をはじめとする豊かな地域資源があります。
そんな綺麗な森の湧き水を使用し、経営者の高齢化や採算の悪化により廃業し、荒廃が進んでいる鮎や鱒の養魚場を整備、活用し、潤いを取り戻す、という希望と目標をもってチョウザメを育てております。
プロジェクトを立ち上げた背景
チョウザメというと、どうしても「キャビア」のイメージが強く、キャビアがこれだけ世界中に広まり食されてるにも関わらず、チョウザメの身は広まっていません。
それはなぜか?
それは、世界中で性別がわかった瞬間のオスや採卵後のメスは遺棄、廃棄されたりしているのがほとんどだからです。キャビアを獲るためだけに育てられ、キャビア以外は捨てられる。命ある魚なのに。
この現状に、誰かが声をあげチョウザメの魅力を発信し続けることが重要と考えており、それが日本にチョウザメ文化を根付かせる、広めるということにつながると考えております。
チョウザメはクセのない白身で、非常においしい魚であることをもっと函南町、静岡県、日本中に知ってもらいたい。特に函南のチョウザメは年間通して一定の水温であることから脂の入り方、身の締まり方、素直に「おいしい!」と言えるこの環境でしか育てることができない個性を持った魚たちです。
そんな想いから、今回このプロジェクトで函南町のチョウザメ養殖場の近くに、チョウザメのアンテナショップを兼ねたSturgeon Restaurant『Sensa-Banbetsu』を立ち上る予定です。
Sensa-Banbetsu『千差万別』
人と同じで、食材一つ一つだって生きており個性が