はじめに・ご挨拶
はじめまして!新庄教室の学生代表有我朋恵です。
私たちは、山形県新庄市における美術教育の普及を目的に、アートの楽しさを伝える授業の開催を企画しています。メンバーは、東北芸術工科大学(芸工大)の3年生で構成されています。コミュニティデザイン学科と、美術科総合美術コースの学生有志8名です。
私たちが学んでいること
(上記の写真:東北芸術工科大学本館 Photo by Ariga )
東北芸術工科大学は、山形県山形市にある芸術大学です。大自然の中で地域と関わりながら芸術を学んでいます。
■コミュニティデザイン学科
地域のなかに入り、そこに暮らす人自身が課題を解決し、持続可能な地域づくりをサポートするためのスキルを学びます。1年半の地域活動や、ワークショップ企画の授業など実践的な授業を行なっています。
■美術科総合美術コース
アートの楽しさや学びを、ワークショップやアートプロジェクトとして社会と共有するアートな場づくりを実践しています。この場づくりの力は、学校や美術館などの教育施設、人と関わる場面、地域活性や企業でも注目されています。
プロジェクトをやろうと思った理由
私たちがなぜ新庄でアートの教室にチャレンジしてみたいのか。
それは、新庄でM-FluffyEnglishという英語スタジオをしている山科未央さんとの出会いによって始まっています。山科さんは、こどもたちの”好き”という好奇心の種を育てたい!学びを楽しみながら英語を身につけていける、そしてのびのび好きなことができる、そんな思いから生まれた英語スタジオを運営しています。そんな”ちょっと変わった英語スタジオ”を運営している山科さんから、「美術の技術を学ばないアート教室」を作ってくれないかという相談を受けました。
(上記の写真:M-FluffyEnglishのロゴ(左)山科さんをイメージしたキャラクター(右))
また、新庄市には市が行っている芸術教室や地域の方が主催するアートフェスなどあり、造形やアートといった分野には需要があると考えます。
しかし新庄市には、4つの小学校・3つの中学校・2つの義務教育学校(中高一貫校)がありますが、中学校には美術部がありません。また学校の授業だけだと個人の創造性・表現を認めるという環境は作りにくい面もあると考えます。
そのことから興味があっても色々なアートに触れるという機会が少なくなっていることがわかります。
このプロジェクトで実現したいこと
普段、地域や芸術と触れている芸工大生が間に入り、アートに触れるきっかけづくりをしようと、新庄教室を立ち上げました。
アートと一言に言っても、高い技術を目指したり職人チックな性質を第一とはしません。それだけがアートではないと感じられるような、気軽に誰でも楽しめることを大切にします。楽しく充実した場を作るために、アートを活かします。
これをきっかけに、新庄に興味を持ち、新庄で何かしようという人が増え、賑わっていくと嬉しいです。そして新庄教室に参加した子どもたちが、アートの楽しさを社会に伝えられる力を身につけ、いずれ私たちのように、次の世代へと楽しいアート体験を発信していく好循環が生まれます。結果的に、新庄市全体の発展にも繋がっていくのです。
このプロジェクトの魅力
ワークショップとしてアートをする体験を通して、私たち芸工大生が子どもたちのアートに対する興味や関心を引き出します。
そっくりに描く、つくるだけがアートの全てではありません。
新庄教室では、子どもがアートを楽