みなさんはじめまして。
竹紫春翔(ちくし はると)と申します。
今回の絵本は、竹紫春翔の実話を元に書いた題名「せかいにひとりだけのぼく」という絵本を絵本作家のHaijiと共に未来に明かりを灯したく、制作した絵本です。
身体は女性で心は男性として生まれたトランスジェンダーです。
僕の幼少期はLGBTの言葉がなかった為、誰にも言えず一人で悩んでいました。
僕と同じように、誰にも相談できず悩み苦しんでいる子供たちを救いたい。
勇気や希望を持って生きてほしい。
そして、LGBTにかかわらず、誰もが性別の枠を超え、あなた自身の個性を大切にして、お互いを尊重できる世の中になるようにと強く願いを込めて、誰もが読みやすい絵本という形にして制作いたしました。
一人でも多くの人に絵本が届き、輝く未来の実現のため、絵本を施設に寄贈したり、講演活動をしていきます。
[絵本 せかいにひとりだけのぼく]
(竹紫春翔)
まず初めに、僕とHaijiの自己紹介をさせていだきます。
( 左 竹紫春翔 右 Haiji 打ち合わせ)
竹紫春翔(ちくし はると)
沖縄生まれ、沖縄育ち、現在は関西を拠点にオニイタレントとして活動しています。LGBTの講演家としても活動中。
Haiji(ハイジ)
絵本作家・イラストレーター。
「ほっこり優しいイラストを通じて子どもたちを笑顔にしたい」という気持ちで絵本を描いています。絵本「パイクとそら」「ぼくはろく」「シェリーとのんちゃん」「きれいなあめふり」他。山口県下松市出身、兵庫県西宮市在住。
竹紫春翔は、心は男性ですが、身体は女性として生まれてきました。心と身体が一致しないことに違和感を感じながら子供時代を過ごしました。
誰にも相談できず、もがき苦しみ、悩み、自分自身は何者なのか?と葛藤する毎日を過ごしていました。
学生の頃にいじめにも合い、生きてる意味もわからなくなっていました。
そんな時に、TVでオネエの方達がでてきて、「自分だけじゃないんだ」「変じゃないんだ」と思い、生きる希望が持てました。
それでも、周りに打ち明けられない状態が続いていましたが、母にカミングアウトをしたことがきっかけで、「受け入れてくれる人がいる」「もう大丈夫だ」と思うようになりました。
もしも僕に子供の頃から少しでもLGBTに対する知識や情報があったら、「一人ではない」「大丈夫」と安心できたのではないか?もっと生きやすくなっていたのではないか?と思います。
現在はLGBTという言葉やTVでオネエの方達がたくさんでてきて以前よりは生きやすい世の中になってきていますが、まだまだカミングアウトできない人もたくさんいます。
僕はLGBTでも、そうでない方にも「自分自身の個性を大切にして生きてほしい」「僕のように前を向いて歩いていってほしい」と考えています。
だから今度は僕がこの絵本を通して「勇気」や「希望」を伝えられたらという思いで、Haijiと力を合わせて作りました。
竹紫春翔の子供時代から母にカミングアウトするまでの実話を元に描いています。
性別の枠を超えて、あなた自身の個性を大切にして生きてほしいと強く願いを込めた絵本です。
ぜひ、この絵本を広く伝えていくためにご支援をよろしくお願い申し上げます。
(撮影協力:じょーじ)
絵本出版をして、たくさんの方にこの「せかいにひとりだけのぼく」を手に取っていただき、性別の枠を超えて、自分自身の個性を大切にする人を増やしたい。
僕と同じように「身体と心が一致しない