純チタン製真空サーモボトル「Therma 280」と「Therma 380」

純チタン製真空サーモボトル「Therma 280」と「Therma 380」
純チタン製の真空サーモボトル「Therma」は、シリーズ累計6900万円以上を売り上げた高機能ボトルの最新モデルです。医療グレードの純チタンでできたThermaは、素材の軽量性や強度だけでなく、チタン由来の天然の抗菌力でニオイ残りがないのも魅力です。280mlと380mlの2つのサイズで登場します。

純チタン真空サーモボトル「Therma」とは

「Therma(サーマ)」は医療グレードの純チタンを採用した高機能な真空サーモボトルです。国内外のクラウドファンディングではシリーズ累計6900万円以上を売り上げ、大変な人気を集めたボトルとして知られています。人気の秘密は、その素材である「チタン」にあります。

チタンは「驚異の金属(wonder metal)」と呼ばれ、工業や科学といった分野だけでなく、芸術や建築、医療分野でも注目を集める素材です。ただ、難加工であるために高価であり、航空宇宙分野などの特殊な産業を除いて、身近に触れる機会が少ない素材とも言えます。とはいえ、チタンの金属としての魅力は非常に多く、他の一般的な金属鋼と比較して、軽量性、強度、耐腐食性などがあることが知られています。

金属製のボトルと言えばステンレス製のものが一般的ですが、純チタン素材でできたThermaには一般的なステンレス水筒にはない数多くの魅力があります。
チタンならではの軽量性と丈夫さ

チタンはステンレスの約60%の重量であり、同じデザインのボトルを作っても軽い重量で作ることができます。そのうえ、金属としての強度は鉄の約2倍、アルミの約3倍と言われており、非常に丈夫に作ることができます。Thermaの重量は、Therma 280が180グラム。Therma 380が210グラムです。この軽量性は実際に手に取ってみるとよくわかります。

Thermaはこの軽量性と丈夫さのため、アウトドア環境に持ち出すボトルとしても最適です。バックパックやトートバッグに入れて、キャンプやピクニックでもコーヒータイムを楽しめます。
どんな液体も入れられる優れた耐腐食性

一般的なステンレス水筒には、スポーツドリンクや、お酢、スープ、フルーツを含む飲み物を入れることはメーカーでも推奨されていません。この理由は、ステンレスが塩分を含む液体や、酸性の液体に触れると、錆びたり、溶け出してしまったりする可能性があるため。

反対に、チタンは「いつまでも錆びない金属」として知られています。その理由は、空気に触れた瞬間にチタニア(TiO2)と呼ばれる酸化チタンのナノコーティング層を形成するため。この自然のコーティングは非常に強固で安定しており、物理的なダメージ(引っ掻きキズ等)を与えても瞬時に再生する不動態被膜となって、チタンが酸化するのを防いでくれるのです。

Thermaはこの優れたチタンの耐腐食性のおかげで、塩分を含む飲み物や酸性の飲み物なども安心して入れておくことができます。
チタン由来の天然の抗菌性

水筒を持ち帰っても、洗い忘れてしまうことってありますよね。そんなときに気になるのはボトルの中の衛生面です。ボトルを開けて一度でも口にした飲み物には細菌が繁殖し、どんどん不衛生な状態になっていきます。チタン素材の水筒であれば、ボトルの衛生面も保つことができます。

チタンは空気に触れた瞬間にチタニアと呼ばれるナノコーティング層を形成することは前述しましたが、このチタン表面のコーティング層には細菌の繁殖を防ぐ天然の抗菌性があることも知られています。
素材の味を楽しむためのボトル

ステンレス水筒を使っていて、鉄のような金属臭が気になったことはありませんか? ステンレスは安価で広く使われている合金素材ですが、食べ物や飲み物の風味を損ねてしまうことがあります。

チタンは、食べ物・飲み物の風味を変えない素材として、国内のミシュラン掲載店がカトラリーの導入を決めるほど注目を集めています。高級なお