創業116年、有形文化財にも指定の「桜なべ 中江」を守りたい

創業116年、有形文化財にも指定の「桜なべ 中江」を守りたい
明治三十八年創業、116年の歴史をもつ「桜なべ 中江」。国の有形文化財に登録されている店舗は、吉原に現存する唯一の「桜なべ屋」です。コロナ禍で存続の危機に瀕している「桜なべ 中江」を守ることは、「桜なべ文化」という吉原の文化・歴史と純国産馬肉の生産者を守ることにも繋がります。

はじめに

はじめまして、「桜なべ 中江」の四代目、中江 白志と申します。
「桜なべ中江」は明治三十八年に、当時大いに賑わっていた「吉原遊廓」の門前に開業しました。
関東大震災で倒壊後に再建された店舗は、もうすぐ築100年を迎え、平成22年に国の有形文化財に登録されております。
「中江」の創業当時、「吉原遊郭」の周辺には20軒を超える「桜なべ屋」がありましたが、現在では「桜なべ 専門店」として現存するのは唯一「中江」だけとなっています。
創業以来、関東大震災、東京大空襲、石油危機、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災など、数多の危機を乗り越え、東京の郷土料理である「桜なべ」の味を守り繋いで参りました。

しかしながら、この度のコロナ禍の影響は甚大で、昨年の緊急事態宣言から売上は激減し、お店は存続の危機を迎えております。
有形文化財にも登録されている、116年の歴史をもつ「桜なべ 中江」のお店と、明治からの東京の郷土料理としての「桜肉文化」の継承、そして「純国産馬」にこだわる中江の専属牧場「このみ牧場」を守るため、クラウドファンディングを企画させて頂きました。
「桜なべ 中江」のこだわり

「桜なべ 中江」の「桜肉(馬肉)」は、北海道で生まれ、九州・久留米の「このみ牧場」で中江専用に飼育された純国産馬の桜肉のみを使用しております。穀物中心の飼料で、通常の2倍以上の5〜7年飼育し、身にたっぷりと栄養を蓄えた肥馬の桜肉は、脂の旨味をふんだんに感じることができます。
中江のために肥育された純国産桜肉は、生で食べても「桜なべ」で食べても、その質の高さを味わえます。

リターンのご紹介

リターンは、全8種類ご用意させて頂きました。
● 中江でのお食事
ディナーのコース3種類を通常よりお得に楽しめるリターンをご用意させて頂きました。複数回ご利用されている方も、初めての方もより多くのお客様に中江をお楽しみいただけるよう、5,000円から12,000円までご用意させて頂きました。この機会に、ぜひ創業116年の歴史を感じながら、「桜なべ 中江」のお料理をお楽しみ頂ければと思います。

●歴史ある吉原を体験できるリターン
「料亭 金村」は、日本最大の歓楽街として繁栄を極めた吉原の中で生まれ、吉原遊郭が廃止された後も、他の茶屋や料亭が次々と店を閉じる中、最後の料亭として吉原文化と江戸の粋を伝え続けてきました。その「金村」を中江四代目が引き継ぎ、「桜なべ 中江 別館 金村」として生まれ変わらせました。
今回のクラウドファンディングでは、お座敷遊びが体験できるリターンや、中江四代目と吉原散策ができるリターンをご用意させて頂きました。吉原の歴史と文化を肌で感じていただける唯一無二の体験が出来るはずです。

● 通信販売 (EC)
ご自宅でも「桜なべ 中江」の体験ができる、「桜なべセット」を通販商品としてをご用意致しました。「中江のオリジナル鉄鍋」つきで、ご自宅にいながら中江のお食事を疑似体験できます。
また、「馬油」を使用した携帯用化粧品もお得な価格でのリターンとして設定させて頂きました。
(参考) 中江通販サイト
中江 オリジナル馬油化粧品サイト
プロジェクトで実現したいこと

東京の郷土料理として「桜なべ」「桜肉」をより多くの方に知って頂き、ぜひ一度食して頂きたい。吉原の文化や歴史により多くの方に興味を持っていただき、できれば一度観光に訪れて頂きたい。唯一現存する「桜なべ屋」を専属の「このみ牧場」とともに次世代に残し、明治からの歴史と桜なべ文化