はじめまして。
初芝恵梨菜と申します。東京目黒区でエステサロンを経営しています。
サロンの名前は「Romantic Diva」。
私は、23歳のときに起業し、このサロンを立ち上げました。
お店の名前の「Diva」とは「歌姫」という意味です。
実を言うと、私は20歳まで歌手を目指していました。小さい時から歌うことが大好きで、歌手になることが私の夢でした。ですが、その夢を途中で諦めざるをえなくなってしまいました。歌手になる夢を追いかけていくなかで、摂食障害になってしまったのです。
摂食障害。
それは、本当に苦しくて辛い体験でした。でも、その体験があったからこそ、新しい夢が芽生えました。この「Romantic Diva」は、まさにその新しい夢のかたちなのです。
「ここに来る、すべてのお客様の思いや願いが叶う場所にする」
そう心に誓い、小さいときからの憧れを「歌姫」という言葉にして、お店の名前につけました。誰もが持っている夢や願いを叶えるお手伝いをすること、それが私の願いであり使命と思っています。今回のプロジェクトは、まさにその使命のひとつです。
いま、日本では摂食障害に苦しんでいる人たちは、約26,000人いると言われています。そして、その原因の８割がダイエットとも言われています。まさに、私もその1人でした。
「歌手になりたい」
そう思い、短大2年生になってバイトしたお金で養成所に通い出しました。とにかく音楽の力を磨き歌手になろう、と思っていた私でしたが、そこで思わぬ現実に直面します。
歌手も芸能の世界です。音楽だけではなく、容姿も求められたのです。
「美しくみせるためには、痩せなくては」
そう思って、ダイエットをはじめました。これが摂食障害への入り口でした。周りと比べ、まだまだ自分は見劣りしている、との思いからどんどん食事制限していくようになりました。
1年間に18キロ痩せました。でも、体調を崩し、歌手の夢を手にすることは叶いませんでした。
その後、別の仕事に就いた私ですが、そのストレスで今度は食べ物に手を出すようになります。心が落ち着かなるとどんどん食べ出してしまう、非嘔吐過食症という病気でした。18キロ痩せていた体は、一気に20キロリバウンドしてしまいました。
歌手の夢も叶わず、自分の思い描いていた美しさからどんどん自分が遠のいていく。その苦しさにあまりに耐えきれず、自ら命を断とうとさえしました。
でも、いまは「本当に摂食障害だったの？」と言われるほど、とても充実した毎日を送っています。
摂食障害を克服するきっかけは、コーチングに出会ったことでした。
誰かに直してもらうことはできない、自分自身としっかり向き合うことが大切なんだ、ということに気がつきます。
自分と向き合い、そのなかで自分がどう生きたら幸せなのか。自分としっかりと向き合っていく作業が、本当はとても大切なのです。
病院から抜け出せない人や、誰かに頼らないと治らないと思い込んでしまっている人が、まだまだたくさんいます。だから、「自分としっかりと向き合うことで、苦境からは必ず抜けだせるよ」ということを私は伝えたい。
お店だと、そこに来てくれた人しかお伝えすることができません。でも、本にしたら、もっと多くの人に伝えることができます。そう思い、自らの体験の全てを本にまとめ出版することを決意しました。
1人でも多く、摂食障害で苦しんでいる人の手にこの想いを届けたい！
自ら克服しようとする励みとなってもらいたい！
それが、このプロジェクトに