POCKET FILTER(ポケットフィルター)とは、マグカップにそのまま引っ掛けるタイプのコーヒーフィルターです。
簡単に言うと、個装された《紙のドリップバッグコーヒー》の《ステンレス版》です。紙ではなくステンレス製(錆びにくく強い素材)なので、何度も繰り返し使えます。
《糸状のステンレス》を《布》のように織る特殊技術は、老舗台湾メーカーのオリジナル。コーヒーオイルを通し、微粉を出さない優秀な素材です。彼らがつくったプロトタイプを、マグカップサイズにアレンジし、このベストバランスに仕上がるまで、何度も実験を繰り返しました。
いつでもどこでも、お気に入りのコーヒーを美味しく飲んで欲しい。そんな思いを込めて、チーム一丸となり、このフィルターをつくりました。
ー どこにでも手軽に持っていける ー
POCKET FILTER(ポケットフィルター)の一番の魅力は、ツールのミニマル化。
従来、外で美味しいコーヒーを飲むためには、- 本格的なコーヒー -にこだわればこだわるほど、大掛かりな準備(荷物)が必要でした。一方、インスタントコーヒー等- 手軽さ -を優先すると、どうしても味(クオリティ)は二の次に。
私たちは、ここから- 本格的なコーヒーを手軽に淹れるツール -の着想を得ました。
ヒントは、紙タイプのドリップバッグコーヒーでした。言うまでもないですが、- 本格的なコーヒーを手軽に -の代表格です。
ただ、紙のドリップバッグは、ほとんどの場合、個包装パックになっていて、決まったコーヒー(挽き豆)がセットされています。
ここで、私たちが着目したのは、セットされたコーヒーの量です。通常、紙のドリップバッグの挽き豆は8〜12g。これは、コーヒーカップ(湯 120〜180ml)に合わせた適量なのです。
ー こんな経験ありませんか? ー
そこで、POCKET FILTER(ポケットフィルター)は、マグカップ(湯 250〜300ml)」用として、コーヒーの量 20g(挽き豆)に合わせて設計しました。
クリップの大きさと位置をミリ単位で調整したので、あらゆるマグカップの間口にフィットします。そして、- コーヒーオイルを通し微粉を通さない -超高機能なステンレス素材は、十分なツールが揃わない環境で、コーヒーの旨みを可能な限り抽出します。マグカップ派のあなたへ、お気に入りのコーヒーをたっぷりとご堪能ください。
ー 珈琲は淹れ方によって味が違う ー
今回協力を依頼した自家焙煎コーヒー専門店《クアドリフォリオ》の店主 – 山口 義夫氏 – は、『善いコーヒーを美味しく飲んで欲しい』と、素人でもプロのように淹れられるベストサイズのフィルターを考案しました。
この特異なステンレス素材を見極めた上で、コーヒーに対して一度目に浸す湯量、コーヒーが落ちるスピード、マグカップにベストなフィルターの形、フィルターを固定するクリップの位置など、実験を重ねて一つ一つ検証し、このベストバランスにたどり着いたのです。
今回、新たに採用したクリップは、簡単に取り外すことができるため、普段家ではドリップ派の方も、紙フィルターの代わりとしてお使いいただけます。
※最初はクリップが少しカタいです。
ー 誰でも美味しく淹れられる設計 ー
POCKET FILTER(ポケットフィルター)に、20gの挽き豆を入れ、このようにゆっくりと、フィルターの縁ギリギリまでお湯を注ぎます。フィルター内のコーヒーが全て落ちたら、2回目3回目と同様にお湯を注ぐだ