はじめに・ご挨拶
はじめまして。よしの弁天屋(有限会社遊嬉)の田中酵一と申します。
奈良県の南部、五條市というところにおります。ここは桜で有名な吉野山のふもとに位置します。
吉野は桜の他にも、実は柿が有名で、この柿の葉を使った柿の葉寿司が特産品となっています。
私は、奈良吉野にこだわった柿の葉や地元で採れた柚子を使って、 全て手作りのオリジナル柿の葉寿司を常温配送でお届けしています。
冷凍設備を購入し、地域の障がい者や生活困窮者を雇用することで、いつでも、そしてより多くの方々へこの自慢の柿の葉寿司をお届けすることが可能になります。
そこで、クラウドファンディングを決意しました。還暦を超え、第二の人生を楽しもうと、ちょっとだけ張り切っています!
私事ですが、私の体調や持病が以前から有りまして、現在は「有限会社遊嬉」を長男と僕の二人代表で、運営しております。私は事務方で経理関係や商品企画、販売企画を担当し、側面的に支えて行こうと頑張っております。宜しくお願い致します。
柿の葉寿司を作ることになった背景とこだわり
以前、近鉄吉野線下市口駅で食堂を開いてました。その時に、観光客のお土産として柿の葉寿司を作り始めましたのがきっかけです。
そのころ、食堂を切り盛りしながら、NPOの活動で色々な事を経験してきました。社会的養護の必要な高齢児童 (義務教育を終了した15歳~20歳までの児童) 「母子生活者」「生活困窮者」「引きこもり」「ニート」「生活保護受給者」「軽度の精神障害者」等々の生活支援(住む家を提供する)や就労支援(仕事を提供する)に関する仕事などです。
この経験を通じて、家出をした子、施設を退所して天涯孤独な子、DVや虐待で逃げ出した子、若くして母子生活者の子、など色んな事情を抱えた子と出会いました。そこで何とか得意とする柿の葉寿司で、社会的弱者の支援、そしてこの吉野の活性化につながることが出来ないかと考えるようになりました。
柿の葉寿司自体、この地方では珍しいものではありません。でも、私たちは1個1個を手作りで柚子を中に仕込んでこだわっています。柿の葉は、提携の農園で自ら集めて、塩漬けにすることで美しく発色させています。
柿の葉には抗菌作用があるといわれるタンニンが多く含まれており、コロナ禍でも安心ということで注目されています。
隠し味の柚子は、生ではアクがきついので、濃い塩水や酢で一時加工をして使用しています。
コロナ前までは、地域の障がい者を雇用して生産していましたが、現在は感染の恐れもありほぼ一人で作っています。しかしこれだと、注文に追い付くだけで精いっぱいなのです。
嬉しいことに全国から注文をいただくのですが、注文を受けてから手作りをしてお届けしている状態です。
プロジェクトで実現したいこと
私が実現したいことは、究極にはこの吉野の「地域活性化」です。その第一歩が、こだわりの柿の葉寿司の生産拡大です。
現状は、コロナの影響で作り手が通えなくなってしまったこともあり、ひっそりと生産しています。しかし一方、アマゾンではとても好評を頂いており、注文は日々増加しています。
作り手には、この地域の生活困窮者や軽度の障がい者にになってもらう予定です。というのも、私の妹が代表を務めるNPO法人弁天塾が、そうした就労困難者の方々の支援を行っており、生産を委託することが可能なのです。こうすることで、就労困難者に雇用を生むことができ、さらに生産量も増やすことが可能になります。
しかし、柿の葉寿司は『生もの』なのです。