・はじめまして
私たちは、学校や先生のみなさんと一緒に「対話を通した学校におけるチームづくり」をテーマに活動しているcokowillです。
私たちが大事にしている「Create from the Difference」にはこんな意味をこめています。
一人ひとり人は違う。この違いを嘆くのでもなく、違ってもいいよねとそのままにすることでもなく、違いこそが価値だと信じてお互いを活かしあいながら、一人では創れないものをともに創っていきたい。
・プロジェクトを立ち上げた経緯
本来であれば2020年度は新学習指導要領がスタートし、対話的で探究的な学びを通して不確実性の高いこれからの時代の中で必要となる”未来を創造する力”を育む学びの機会を子どもたちが得ていく、そんな1年になる予定でした。
しかし、新型コロナウィルスの影響により、7割超の学校で、学習進度の遅れや話し合い活動が密になりやすいなど様々な理由から、探究学習はやむを得ず後回しになってしまったという現実があります。
そんな中、昨年より先生方にご一緒いただき企画・実施していたボードゲームづくりを楽しみながら学びを深める新しいカタチの探究学習「ボードゲームLABO」が、With コロナ時代でも探究学習の歩みを止めないための一つの選択になりえるという手応えを感じています。
「完全オンラインで全国の拠点とつなげての授業を実施したが、これまで出会えなかった共通した関心やワクワクを持った子ども達が一緒に活動することの新たな可能性を感じる」、「オンラインと対面のハイブリット形式で実施し、感染症リスクを低減させながら探究的な学びを深めることができた」と先生方から声をいただきました。
私たちは「ボードゲームLABO」を通じて、先生方とともにWithコロナ時代における新しい探究学習の機会を全国の子ども達に届けていきたいと思い、プロジェクトを立ち上げました!
・違いの中から創り出す難しさを感じたからこそうまれたボードゲームLABO
ところで、みなさんは、私たちが大事にする言葉「Create from the Difference」にこめられているような「違いこそが価値」や「お互いを活かし合う」など、頭では大切だとわかっていても、「一体どうすれば実現できるのか?」そんな壁にぶち当たったことはありませんか?
ウマの合う知人やチームの中で過ごせた学生時代とは異なり、大人になって仕事の中で、
どんなに言葉を尽くしても伝わらず、むしろ意図しない形で伝わってしまい、言葉を伝えても相手との距離が離れていく感覚。
その感覚に焦って余計にこじれてしまう。
こんな壁にぶつかって、八方塞がりな状態に落胆したり、自分は間違っていないと意固地になったり、そんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
この状況を打破するためにどうしたらいいのか?その方法こそ学生時代に学べていたとしたら、どう変わっていたでしょうか?
多様な考えがある社会に出たとき、相手と意見が相容れないときにでもお互いの意見を率直に伝え合い、信頼関係がより増すような関わり方ができていたかもしれない、組織の中でもチームで仕事を進めていくことをもっとうまくできていたかもしれないと感じます。
一方で、学校の授業で「さあ、Create from the Differenceについて学びましょう!」としてもきっと学べない。
自転車を乗ろうとして、本を