いまだ希望が見えないシリアの若者に日本で教育の機会を提供したい

いまだ希望が見えないシリアの若者に日本で教育の機会を提供したい
シリア内戦から10年経った今でも、将来の希望が見えずにいる若者がたくさんいます。そして今、アフガニスタンからも安全と希望を求めて日本に退避してくる若者がいます。そんな若者たちに、日本での教育機会を提供したいと考えています。ご支援お願いいたします。

動かされたとの声が多く寄せられた。

★支援者の方からのメッセージをご紹介します。

桑田和幸さん(シリアOV会 会長代行)

「共通テストの準備に向けて留学生の方と数学、物理、化学を一緒に勉強しました。最初は問題の意味を汲むというのが非常に難しそうでしたが、2度、3度やっていくなかでみるみる理解できるようになっていき、こちらのほうが次の授業を楽しみにしているという状況になりました。彼がどんどん成長していく姿を見て励まされているのは私のほうでした。」

根本信博さん(アジア宗教者平和会議事務総長)

「勇気をもって来日し、コロナ禍の中で言葉や文化の壁を乗り越えていく学生の姿に大きな学びを感じています。彼らの夢を諦めない真摯な生き方に逆に勇気をもらいました。彼らの夢をお手伝いできることは本当に幸せなことです。シリアから来て、努力を続けてくださっている留学生の皆さんに心から感謝しています。」

■アフガニスタン難民の受け入れも視野に入れています

私たちは現在、シリアだけでなく、8月の政変により混乱と政情不安が続くアフガニスタンからも難民を留学生として受け入れようと検討しています。

実は、このシリア留学生受け入れのクラウドファンディングを計画している最中に、アフガニスタンでタリバンによる政変が起こりました。非常に悩んだ末の決断ですが、たとえ人数は多くなくとも、アフガニスタンの人々にも希望の道筋を示したいと考え、急遽、対象国を広げることを決めました。特に、タリバン政権が女性の教育を脅かすような発言をしていることも、私たちの決断を後押しした理由の一つです。

思い返せば6年前、シリアから留学生を受け入れた際も、前例のない取り組みでした。しかし、勇気を持って一歩を踏み出してくれた1期生6人のおかげで、現在事業は6年目を迎え、シリアの若者達にとって、希望の道筋の一つとなっています。

■ご寄付のお願いー2021年度は3人の留学生受け入れを目指しています

シリア、そしてアフガニスタンの若者の今年度の募集と受け入れのため、PJでは皆様からの寄付を必要としています。PJの受入れプログラムでは、パートナーシップを結ぶ日本語学校や大学より学費免除・奨学金提供の協力を受け、難民の経験を持つ若者の日本での生活の立ち上げ、日本語習得、進学、就職を支援します。

留学生らは、来日直後から週28時間以内のアルバイトによって生活費を賄いますが、渡航費用、日本語が上達するまで半年間の住居費補助、定期的な進路指導とカウンセリングなどの費用が必要です。

国外からの受け入れに必要な費用の目安は、以下の通りです。

●ひとりの方の受け入れに必要な費用: 110万円

渡航費、採用費、事前日本語学習費、来日前後オリエンテーション実施費、半年間の住居費支援、社会統合支援費、大学受験準備支援費、進路カウンセリング費、管理費(最大10%)

*以上に加えてGoodmorningの掲載手数料がかかります。

2021年度はシリア・アフガニスタンからの留学生3人の受け入れを目指し、目標金額は330万円とさせていただきました。

皆様からのご寄付は、確実に留学生たちの受け入れや日本での生活の立ち上げ、そして将来の夢の実現につながります。一人でも多くの方々にご支援いただき、皆様と共に、難民となった若者に新しい道筋を提供することができれば大変幸いです。

■これまでのパートナー団体・企業

事業を開始した2016年から多くの団体・企業とともに受け入れを進めてきました。

・宮城、千葉、東京、京都、