国境をこえた友だちとつくりあげた新世代のコスタリカコーヒーをみんなと楽しみたい!

国境をこえた友だちとつくりあげた新世代のコスタリカコーヒーをみんなと楽しみたい!
コスタリカで出会った若きコーヒー生産者、リカルド君とは同い年。彼と品種や精製方法を一緒に考えたオリジナルロットのコーヒーを直輸入しました。人生で初めて買い付けたコーヒーを、生産者も含めてみんなと味わいたい。コロナ禍でも、人の温かさを感じられるコーヒーを通して、より面白く豊かな時間を過ごしませんか?

いを紹介することで、
「なんかコーヒーっておもしろいね」人口を増やしたいです!

コーヒー豆を購入してくれた方にお渡ししている
ストーリー冊子。お店にも掲示しています。 お店では、提供した一杯のコーヒーにまつわる人や環境のことを、等身大で伝えようと心がけています。お客さんとの話の流れで、そのまま生産者や農園のSNSを紹介して、タグ付けしてくれたり!

②人の温かさを感じながら、普段のコーヒータイムをちょっとだけ豊かに!

 市場で農家さんから買った野菜、知り合いが作ってくれたアクセサリー、遠方の友達から届いた手紙。

 これらはどこかあたたかさや安心感があって、満たされた気持ちになります。
 コロナ禍に生きるわたしたちは、それがより特別な感情として日々の生活に刻まれていきます。

日本の農家さんのお手伝いにもいくように

 そのあたたかさを、コーヒーでも味わっていただきたいです。

 コーヒーのおもしろいところは、遠くからきていることだと思います。色んな人を介在して届くコーヒーは多くのストーリーをはらんでいます。けどその分、見えてこない部分が多いのも事実です。

 今、口にしたコーヒーがどこでどのように作られて届けられているか。
 その世界が少しでも開けていて、ふとした時にのぞける安心感を大事にしていきたいです。

 それが皆さんのコーヒータイム、そして遠くに生きるつくり手の人たちの時間が少しでも豊かになることを願っています。

エルサルバドルのコーヒー農園にて

 多くのコーヒー屋さんでは、毎年国ごとの出来を判断して、より高品質のものを取り扱うことが多いですが、玉奎珈琲では、基本的に自分で実際に訪れた農園のコーヒーだけを扱うことにこだわっています。

 昨年の渡航で初めてのコーヒー農園だったので、すべて合わせても10農園あるかないか。
けれど、その分伝えたいストーリーはたくさんあります。現在でも、生産者の彼らとコミュニケーションをとり続けることで、新しくおもしろいことがどんどん増えています。

 今回のリカルド君とのプロジェクトもそのひとつ。

 このつくり手が見える輪の中に、みなさんもやんわりと入ってみませんか。

 みんなでつくる、おいしくておもしろいコーヒー旅のはじまりです。
今回輸入したコーヒーの紹介

①Tita Coffee
農園:Los Caciques
品種:Orange/Yellow Bourbon
精製:Anaerobic honey (Palmilera農園で収穫したGeisha種のミューシレージ〈果実に含まれる粘液〉を使用)
標高:1,640m

・今回のプロジェクトのきっかけになったコーヒー。オレンジ・イエローブルボンのコーヒーを嫌気性発酵させました。
これは、アナエロビックファーメンテーションという近年注目されている精製方法。通常の天日乾燥前に、密閉タンクにコーヒーを入れて酸素を伴わない発酵を促します。このタンクに、別ロットのゲイシャ種のミューシレージ(コーヒーの実からでる果汁のようなもの)を入れて、風味に複雑性がでるかチャレンジしました(写真中央)。ストロベリーを中心に、色んなベリーの風味、そしてカンデリージャらしいブラウンシュガーの甘みがきれいにでました。
 このコーヒーの名前である「Tita」は、カンデリージャ精製所の立ち上げに関わった、リカルド君のおばあちゃんの愛称から名付けました。珍しい品種を新しい方法で精製するという今回の新しいチャレン