ために、老人ホームでもお勧めしています。」
15年前の開発時の話です。
この図のような姿勢になる のが良い枕の条件だと云われていた時代に、「首を支える首枕」として販売を開始しました。当時、スマホはありませんでしたが、これではスマホ首になってしまいます。
睡眠中に立位の姿にするためには頭を支える従来の枕ではだめだと判断して、首を支える事にしました。
最近の枕は、頭と同時に頸椎を支えるタイプが多くなりました。しかし、頭を支えると、上図の10~15度が、たとえ5度になったとしても、その角度分、前傾姿勢になる訳ですから首に圧力が加わります。この圧力を取り除くために、角度をゼロにするために首枕を作りました。
「なんとなく首が重い・・・」の「なんとなく」が枕の高さに原因があるのなら、首枕を使用することで「なんとなく」を取り除けます。
一日7~8時間は寝ている訳ですから良眠、快眠は必要なことです。「枕が変わると眠れない」といわれてきました。この15年で枕は変わってきています。そんな中で15年変わらぬスタイルで首枕を提供してきました。自信をもって首枕を改良しました。
プロジェクトをやろうと思った理由
首枕の開発後、約13年経ちます。
13年前では気が付かなかった身体の変化があります。プロトタイプから15年の間、首枕と付き合ってきましたが「なんとなく」が生まれてきました。
この「なんとなく」を解決するために、首枕を改良しました。
令和2年8月に改良を終えて、試験使用を始めました。10月までは「なんとなく」があり、それが判りませんでした。
秋になり寝苦しい夜も少なくなったとき、横向き寝で入眠することをやめました。私は右向き寝で入眠していました。それをやめて上向き寝にしたのです。畳に蒲団で寝ていますので 、クッション性あまりよくありません。だから、右肩の痛くなる時がありました。上向き寝で寝ると「なんとなく」が少なくなりました。
睡眠は脳を冷やして休めることにあります。それと同時に,体を休めることも重要です。この体をもっと休めることに気が付いたのです。S字の姿で寝ている時間が増えたので「背骨が休まる」ことに気が付きました。
長い間の癖で直らないと思っていましたが、そんなことはありませんでした。スッキリしました。
一番重要だと云われている最初の睡眠で背骨の休まる感覚を覚えます(個人の感想)
私の首枕で恐縮です。入眠時は良いのですが、明け方に乱れる時がございます。
順調に寝返りが出来ているのだと考えて、気にしてはいません。
人は二足歩行をはじめて手を手に入れました。
その手でいろいろなモノを作りました。枕もその一つです。
人は二足歩行することで、首痛、肩痛、腰痛も得てしまいました。
動物の中で枕を使うのは人間だけです。
【枕の支える位置で体圧に変化が生じる】
首を支える事で体に加わる圧力に変化が生じます。
1)首枕(上図)だと胸部と臀部への圧力が平均に加わります。体圧分散がおこなわれたことになります。
2)普通枕(下図)だと臀部の圧力が強くなっています。
この首枕は折ったり、重ねたり、巻いたりして、ご自分の体=頸部深度に合わせて使うことが出来ます。
URAWAZAー1
もう少し、低さが欲しい時はベース層の粒状ウールを揉みますと微妙に低くなります。
URAWAZAー2
もう少し、高さが欲しい時はハンドタオルやフェイスタオルを入れて巻きますと微妙に高くなります。
開発当時は「洗える枕」で機能性商品となりましたが、現在は「洗えない枕」をほとん