ご挨拶
こんにちは、わたしは和洋菓子やベーカリーを複数店舗経営する企業でベーカリー部門の責任者についております。
過去に製菓専門学校を卒業し、街のケーキ屋、都心のレストラン、ハンバーガーショップのマネージャーなど、飲食店のマネジメントに深く携わってきました。
日本の未来、子どもの未来のために何か助けがしたいと考え、町の社会貢献活動や、子ども食堂の手伝いや、細々と協賛・出資をしています。
お店が作られた背景
昨今の暗いニュースを見ているとき、いつも考えてしまいます。わたしがおなかをすかせた子供たちにできることは、なんてちっぽけなんだろう。
子ども食堂とは一般的に、子供たちが無料(もしくは低価格)でごはんを食べられる場所や取り組みのことです。ベーカリーを中心とした子ども食堂は全国でも少なく、パン屋のパンをその場で食べられるとなると、まだどこにもありません。
ベーカリーでは毎日のように焼いたパンを大量に廃棄します。少しは冷凍販売や二次加工にまわりますが、それでもやはり売れ残ったおいしいパンは捨てられてしまうのです。それは企業経営としてはもちろん正しい判断です。経営側の人間として理解はしていますが、どこかやりきれなさを感じています…。
廃棄しなければならない理由はいくつかありますが、”廃棄率が含まれた値付けをしているので、廃棄する前提で作っている”、”売れ残りを利用する仕組みがない”こともおおきな要因です。
であれば、はじめから「子ども食堂」を提供するための店舗運営をすればいいんだ。という考えに至りました。その考えにはいくつもの合理的な理由とアイデアがありますので、よければ最後までお付き合いください。
お店のこだわり
コンセプトは「社会貢献するベーカリー」
野菜をふんだんに使い、甘さや油脂の使用を少なくし、お子様・ママ・パパの健康にも配慮した商品を中心に展開します。もちろん美味しさにも手を抜きません。ドリンクメニューを充実させ、季節に合わせ、ホットメニューや冷たいスムージーなども提供していきます。
福岡県久留米市にお店を作ります。ここには地方都市ならではの魅力や課題が全て詰まっています。それゆえにあらゆる層の方々が暮らしているのです。私の考える「子ども食堂」の取り組みを必要としている方もたくさんいらっしゃいます。
お客様には当店でのお買い物を楽しみながら「社会貢献」にも参画していただけることをアピールし、リピーターを獲得してまいります。ポイントアプリも導入し、継続的に、新商品やお得な情報を発信します。
経済的なPOSレジシステムや、DIYを活用した低コストな設備、効率的経営で経費を適正化し、その利益をできる限り「子ども食堂の維持」に使います。
製造マニュアル、販売接客マニュアルは経験則も活かしたレベルの高いものを作り、来てくださる地域のお客様に合わせてブラッシュアップすることで、常に高いお客様満足度を目指します。コンセプトのみで流行らせるような一過性のものにしないために、ベーカリー運営に基本的なことにも手を抜きません。HACCPに準じた高水準の衛生管理、お客様の声を取り入れた商品開発なども行います。
店内に飲食ルームを設け、昼間はイートインスペースとして、17時頃以降は子ども食堂スペースとして、ママ・パパの交流の場としても機能します。※感染症対策など徹底してまいります。
子ども食堂でのパンを提供する際に、対価として、食べたパンの感想などアンケートに答えていただきます。子ども達・ママ・パパの声、お客様の声はたいへん貴重なも