、さあこれからだー!という元気いっぱい希望いっぱいの子どもの時に、いつも元気がなく、いつも泣いていて、いつも辛そうな大人がいつも側にいる…これってお互いに結構ヘビーです。笑
現在の母は、あれは何やったんやっていうくらい元気なんですけど。
だから、私は子どもの時から、「なんでこんなに生きづらいんだろう?この生きづらさをどうにかしたい!何のために生きているんだろう?」と思いながら生きていて、その答えを出すことを心底求めていました。
10代の、私の鬱憤を晴らしてくれたのが、モデルになりたいという夢だったんです。
中2の頃にSEVENTEENという雑誌を見て、キラキラしたこの中に入りたいと思いました。
SEVENTEENモデルにはなれなかったけど、モデルになりたいという夢は叶えました。
でも、人に認められたい!っていうのがモチベーションだったので苦しいんですよ、ずっと。
(苦しかった過去の私)
そんな10代20代を試行錯誤する中で、自分の軸というのは、思い込みを外さないと見えてこないということに気付きました。
自分の軸は、人生のストーリーの中に全部あるんです。
みんな自分の人生のストーリーの中に、その人だけの軸があると私は思うんです。
(生きることが楽しくなった今の私)
◎mdk magazineが伝えたいこと
「mdk magazine」は、私の生きづらかった人生から得たことをテーマにしていこうと思っています。
今回のテーマは「毎日」です。
私は、ずっと自分の外側に幸せを求め続けていました。
でも、思い込みを外して、自分の内側を整え続けていると、ある日、毎朝起きて、ご飯食べて、洗濯して、散歩して、近所の肉屋のおっちゃんと会話して、みたいな普通のことが、ただ幸せだと分かったんです。
内側が満たされると、本当に今までの全てに感謝の思いが湧きました。
毎日ただそこにいるだけで幸せなんだと気付いたんです。何か特別なことをしなくても、特別な所に行かなくても、特別な自分にならなくても、軸に沿って生きればいいと思いました。
毎日の中に全てあるんです。
なので、今回の写真は、私の毎日の1日。
「mdk magazine」の撮影を楽しんだ時間を、そのまま写真に納めました。
そして、今回のテーマにも繋がる、思い込みを外すことについて書いた文章も一緒に添えています。
生きづらくなかったら本気で答えを求めなかったと思います。
だから、私の生きづらかった人生そのものが、結果的に私を幸せにしてくれたんです。
なので、今までの全ての経験が宝物です。
生きづらかった私が、自分の全てをおもしろがることで、どこかの誰かの、幸せ、勇気、元気、癒しに繋がることを願っています。
◎mdk magazineチームプロフィール
前康輔(まえ こうすけ)
1979年広島市出身。写真家。高校時代から写真を撮り始め、現在は東京を拠点に雑誌、広告などで、ポートレイト、写真集、旅の撮影などを手がける。
「前さんは、その人そのものを撮ってくれるんです。byまどか」
HP:http://kosukemae.net/
Instagram:https://www.instagram.com/kosukemae/
大橋マホ
グラフィックデザイナー。「GOOD FLOW」という活動名のもと、デザインの分野を通して「良い流れを生む支えになる」ことを指針としている。MOOK「石井ゆかりの星占い3」では独学で覚えた占星術の知識とデザインをかけ合わせたアートディレクションを展開。
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