八雲町の廃校をリノベして、「オモシロイ」に出会えるコミュ二ティ拠点を作りたい!

八雲町の廃校をリノベして、「オモシロイ」に出会えるコミュ二ティ拠点を作りたい!
北海道八雲町の山中にある小学校をリノベーションします。キャンプ場と多機能コワーキングスペースを作って、中の人も外の人も一緒に八雲を楽しめるコミュニティ拠点にしたい!廃材を活用したり、道具を持ち寄ったりと「サステナブル」にもこだわっています。応援よろしくお願いします!

みなさん初めまして、赤井義大です。5年前に地元、北海道八雲町にUターンをし、地方の「オモシロイ」を伝えるために観光・移住の推進を中心に外と内を繋ぐ活動を進めています。

そしてこのたび、地域を盛り上げる次のステップとして廃校をリノベーションするプロジェクトを始めます。

舞台は北海道八雲町。札幌から車で3時間、函館から1時間くらいの場所にあります。ここで私たちは大関小学校という、およそ10年前に廃校になった学校をリノベーションしています。

その名も「ペコレラ学舎」です。

ペコはアイヌ語で牛を意味し、レラは風を意味します。酪農がこの町の基幹産業であり、この学校がある地域も酪農地帯です。夏になると酪農の香りを風が運んでくることからこの名前になりました。いい名前でしょ?

(写真:リノベ前の廃校)

リノベーション前の大関小学校

学校規模としては小さめの学校で、教室は全部で3つだけ。他に体育館、調理室、放送室、職員室、校長室などがコンパクトにまとまっています。その校舎を仕事や交流ができるシェアスペースに、グラウンドをキャンプ場として再生しようとしています。

左上から時計回りに、体育館、調理室、教室、グラウンドリノベーションのテーマは「サステナブル」。道具は廃校に元々あったものを最大限活用し、材料は使われていない廃材や木材を使ったり、地元の方々から不要なものをもらったりしながら、少しずつ改装を進めてきました。

廃材を使って焚火スペースを作成中

私たちが大関小学校をリノベーションする理由は大きく3つあります。

①八雲町に訪れた人と地元の人がつながる場所を作りたい!

地域を盛り上げるためには、自分達の努力はもちろんですが、時には必要な助けを外に求めることも必要になります。しかし八雲には宿泊施設が少なく、せっかく外から人が来ても日帰りや周辺地域への宿泊となり、腰を据えて話をすることが難しい状況でした。
そこで3年前に銭湯を改装したゲストハウス「SENTŌ」をオープンし、宿泊場所を少し増やすことができました。おかげ様で利用者が増え、今では町外から来たゲスト同士や地元の人との交流が生まれる拠点となっています。

ゲストハウスSENTŌでの交流の様子

このような町内外をつなぐ場所をさらに増やしたく、今度は八雲の大自然を楽しめるキャンプスタイルで、気軽に泊まれる場所を作ろうとしています。

焚火を囲んでまったり

②みんなが「やりたいこと」に挑戦できる場所を作りたい!

八雲町の地元の人の中には、彼らにしか扱えないスキルや資源があり、何かやってみたいことを秘めている方が多くいます。一方で八雲町に訪れる人の中にも、町内の人が持っていないようなスキルやノウハウを持っていて、何か新しいことを始めたい、アイディアを試してみたいと思っている人が多くいます。

しかし、そのような「やりたいこと」を実践する場所がまだまだ八雲には少ない状況です。

ゲストハウス「SENTŌ」ができてから、ゲストと地元の人がつながりながら様々な企画を立ち上げてきました。その企画がさらに人を呼び、出会った人同士が新しいことを企画していくという「オモシロイ」循環が生まれつつあります。

これから作るペコレラ学舎は、教室をコワーキングスペースに、放送室をレコーディングスタジオに、グラウンドをキャンプ場に改装するなど、色々な挑戦ができる施設になる予定です。
また、リノベーションプロジェクト自体も、たくさんの人の挑戦の場になるように設計しています。
プロジェクト全体で、この好循環を加速させ