公言していたら、いつの間にかサウナ経営者に。
・納豆好きが高じて、納豆親善大使に。
・世界中に友だちをつくるために、世界中の国歌斉唱ができるパフォーマンサーに。
自分の偏愛に自信をもって、世の中に発信することは、だれかを助けることができたり、社会の役に立てる時代になりました。今後はさらに顕著になるのではないでしょうか。
あなたの偏愛は地球を救う。そんな体験を「渋谷◯◯書店」では実現していきたいと思っています。
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03 みんなの「偏愛」を集めた新しい本屋さん
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「渋谷◯◯書店」とは小さな本屋の集合体です。みんなで本を持ち寄り、みんなで運営する本屋です。
本屋をやってみたいけど、まだ一歩を踏み出していない人も。以前に書店員をやっていたけど、また本に関わっていたい人も。本を好きな人が自分の好きな本を並べて販売する。そんな本屋さんの機能を根源的に究めていくことで、たどりついた書店の進化形ともいえます。
▲130以上の本棚が並ぶ本屋空間。(CGはイメージです)
しかし、渋谷駅上で書店をしようものならものすごいコストがかかるわけですが、棚のシェアだけではなく、運営のシェアも行うことで各人にかかってくる金銭的・時間的コストを分散できるのもこの共同型書店のメリットのひとつです。最小のコストで、自分の棚を持ちながら、本を介した偏愛なる出会いを育みませんか。
尚、棚主になっていただくにあたって、何をしてもいいというわけではありません。たとえば、営業時間や設置物、販売接客のルールをきちっと守っていただく必要もあれば、定期的に積極的な店番をしていただく必要もあります。また、誰も店番に入れない時間は、営業時間外になってしまうなど共同書店ならではのルールもございます。
棚主になっていただける皆さまには、トラブルを回避するためにも、想定している運用ルールや確認事項を事前に読んで頂いた上で、プランのご支援をお願いできればと思います。
そして、ぜひお店に立てる時間をつくっていただきまして、この書店の「店長」としてこの場を一緒に盛り上げていただければ嬉しいです。
▲製作中の図面です。半年以上に渡って議論しています。
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04 月五千円ほどで書店オーナー(棚主)になる
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ご存知のように書店という業態は薄利多売な上に、時代の波もあって縮小の一途をたどるばかりです。
この書店においては一棚あたり月5,000円ほどの棚料をいただくわけですが、決して儲かるからという理由ではじまったわけではありません。利益度外視のプロジェクトです。
私たちに予算が潤沢にあるわけではありませんし、感染拡大の影響も色濃く、この時期に開業したとしても、はたしてどれぐらいの方に来店してもらえるのか定かではありません。
▲このギャラリースペースをリノベーションします。 @Hironori Sakunaga
悩みはつきませんが、そんな中で支援金の主な使いみちは「什器や空間のグレードアップと備品の調達」です。もともとの空間はギャラリースペースでしたので、あるのは白い壁だけでした。何もない空間を一からつくりあげていくことは想定をしている以上にコストが発生します。
豪華な空間にすることはできないですが、ご利用いただく方にとって気持ちよく使えるようグレードアップし、日本各地に新しいかたちの本屋さんを増やし、偏愛の集まるスモールコミュニティの醸成所として運営し