熱海市土砂災害:伊豆山地区コミュニティ復旧のためにご協力ください!

熱海市土砂災害:伊豆山地区コミュニティ復旧のためにご協力ください!
7月3日の熱海市土砂災害発生後、緊急災害支援チームを派遣し、食料・水・衛生用品やその他必要物資をお届けしました。その後も無料バス送迎などの支援を継続、現在は住民の心のケアとコミュニティ復旧のための活動が続いています。まだ手付かずの地域もあり、今後も支援が必要です。皆さんのご協力をお願いします!

7月3日、熱海市伊豆山地区で大規模土石流が発生し大きな被害を及ぼしました。静岡県の発表によれば、人的被害のうち死者は22名、行方不明者5名、軽傷3名(7月28日時点)。建物等の物的被害は131棟(128世帯、21名)。332名がホテル避難生活を送っていますが、在宅避難者はその数に含まれていません 。

私たち災害支援団体であるオペレーション・ブレッシング・ジャパンは翌4日に緊急災害支援チームを派遣し、被災地の差し迫ったニーズを満たすため、まずは食料、水、衛生用品やその他重要な物資をお届けしました。 それから今日まで、現地の自治体やパートナー団体と連携し、物資支援、在宅避難者支援、独居高齢者見守り支援、無料バス送迎支援、子ども支援、心のケア支援等を続けています。

災害の種類や規模によってその支援内容は様々です。今回の伊豆山地区の場合、最も被害の大きい岸谷地区では救助活動・捜索活動が続いており、住民の帰宅も目途がたっていません。

私たちは仲道公民館にデスクをいただき、ここを拠点に自治体が行う生活復旧支援をサポートしています。これまでの災害支援の経験とソーシャルワーク(福祉的支援)の知識と技術を持って、障がいのある方やその家族、高齢者世帯を含め、誰ひとり孤立することがないように、お一人おひとりの希望に沿った活動に取り組んでいます。

本プロジェクトで予定している活動は以下の通りです。(今後の状況に応じて柔軟に対応していきます)

①在宅避難者支援
②独居高齢者見守り支援
③無料バス送迎支援(玄関先から目的地へ)
④地域交流サポート
⑤子どものハートケア支援・子育て支援・保護者支援
⑥その他必要に応じた支援活動

被災地では、SOSを出せる人と出せない人によって、受けられる支援に決定的な差が生じます。ですから私たちは声を待つのではなく、声にならない”助けて!”を探して足を運びます。

家族も知り合いもいない、テレビやラジオもない一人暮らしの高齢者は、困りごとを抱えていてもどこに助けを求めればよいか分かりません。支援物資と情報をお届けしながら声をかけ続けます。

未だに公共交通機関は一部が通れず、日常生活に大きな支障が出ています。

私たちは生活ニーズに寄り添いながら、時には安心して不安や悲しみを打ち明けられるような送迎の支援を行っています。
それは、行きたい場所へただ連れていく支援ではなく、その人の不安や悲しみに寄り添い、安心して日常を取り戻せるよう見守る「心」の支援でもあります。

私たちはこれまでの災害支援の経験から、緊急期~生活復旧期に入るこの時期は心のケアがとても重要であることを認識しています。
突然の出来事に物理的ニーズと生存することが心を占めていた時期を乗り越え、喪失感や孤独感、不安が心に入り込むようになるのです。ストレスから認知症や鬱など深刻な症状が進む恐れもあります。

避難所から帰宅される方も増えてきた頃より地域交流機会を企画し、地域コミュニティ回復のサポートを行っています。

朝早くから自衛隊や消防隊の車が行きかう中、思うような外遊びもお友達と会うこともままならない日が続いています。 「遊び」は子どもたちの大切な「日常」。
日常を普段通りに保つことは、子どもたちを安心させる大きな手助けになり、また子どもたちを見守る大人たちの回復にもつながっていきます。

これまで東日本大震災の復興支援で取り組んできた学童保育の経験を活かし、キッズクラブをはじめ子どものハートケアにつながる活動を企画しています。

災害支援は時間がたつにつれ、