後継者マッチングによって函館を未来に残す!【函館”地域承継”プロジェクト】

後継者マッチングによって函館を未来に残す!【函館”地域承継"プロジェクト】
函館は全国の市で人口減少数が9位、この5年間で約500社の企業が廃業したと言われています。函館を未来に残したい。そのために私たちは函館特化型の後継者マッチングプラットフォームをつくります。次世代に活気あふれた函館を残すために、ご支援よろしくお願いします!

皆さんこんにちは!株式会社アノニギワイ 取締役の豊島 翔です。

僕は、北海道函館市に生まれ東京の大学に進学、その後、東京で就職しました。地元を離れて十数年になりますが、函館のためにできることはないかと考え、思い切って仲間とともに株式会社アノニギワイを起業しました。

ずばり、僕らが実現したいのは函館を未来に残すために次世代にバトンを渡す「地域承継」です。地域承継を初めて聞いたと思ったアナタ。それは当然です。これは僕らの造語なのですから。

函館に限らず、多くの地域で問題になっているのが、少子高齢化や人口流出による人口減少。その中でも函館は人口減少数が全国の市で9位(2020年度)。2004年約30万人いた人口が2021年には約25万人と大幅に減少しています。また、人口に占める65歳以上の高齢者は35.5%とここ15年で11.4%も進行しています。

その結果、函館経済圏(渡島)で廃業した事業者は5年で500社以上。中でも問題となっているのが黒字廃業です。跡継ぎとなる親族が函館を離れているため、事業の後継者がおらず黒字にもかかわらず廃業しているんです。多くの企業の廃業は函館市の経済にも大きな影響を与え、地域の活力がどんどん奪われています。

そこで僕らが実施するのが、「函館地域承継プロジェクト」です。中小企業をはじめ、個人事業、農家、漁師、お祭りの実行委員会まで、ありとあらゆるバトンを次に渡す。そしてそれをまだ見ぬ次世代へ―― 。目指すのは、あらゆる事業の第三者承継を文化として地域に根付かせる「地域承継」です。

そのために僕らが提供するのが、函館特化型の後継者マッチングプラットフォーム「いさり灯(び)」です。「いさり灯」は、承継を希望する事業者の取材記事を掲出するマッチングプラットフォームです。

「いさり灯」には3つの特徴があります。
1.函館特化

札幌を中心に経済産業省が北海道の事業承継サービスを提供しています。

しかし、北海道は広い。他の都府県と比べて圧倒的に広いんです。札幌と函館は最短でも約250km。札幌で事業をしたい方が、函館まで来てくれるとは思いません。

地域に特化することで函館で働きたい次世代の方に情報を提供しやすくします。
2.想いを伝える

どんな事業・サービスにも想い込められています。生き方や働き方、地域とのつながり、そういった想いに共感できれば、確度の高いマッチングにつながるはずです。

私たちは承継を希望する事業者にインタビューを実施します。インタビュー記事を通して想いを丁寧に伝え、信頼のあるマッチングを実現します。
3.求人も売却も

事業承継といってもいろいろな方法があります。株式譲渡により会社を譲る方法、共に働いた後会社を託す方法、優良な事業のみを売却する方法。納得のいく承継が事業者にとって一番幸せなはずです。

本サービスでは求人も売却もM&Aも募集します。幅広いニーズに対応することで誰もが幸せになる”地域承継”の実現を目指します。

大学進学とともに函館を離れたものの、どこか函館のことが気になっていました。市の魅力度ランキングで全国1位を獲得、北海道新幹線の開通といった華々しいニュースは、自分のことのように嬉しかった。

しかし、その裏で暗いニュースもたくさん聞きました。イカの記録的大不漁、全国有数の急激な人口減少、世界三大夜景の消滅危機。そんなニュースに触れるたび、東京にいる自分に何ができるだろう。いや、函館にいなければできることなんてない。そんな風にごまかしてきました。

そんな中、昨年祖父が亡