こんにちは!
私たち『金沢レインボープライド』は、LGBTQ+(性的マイノリティ)への理解促進を通じて、金沢そして北陸一帯が、誰もが安心して暮らせる、多様性を大切にできる地域となることを目指して、活動しています。これまでの活動をさらに一歩進め、持続可能なものとするために、LGBTQ+当事者やアライ(支援者)のメンバーが集い、2021年7月1日に一般社団法人として登記しました。
2015年に全国的に行われた意識調査(独立行政法人日本学術振興会:性的マイノリティについての意識2015年全国調査報告書より)では、北陸は他地域よりもLGBTQ+に対する理解度、寛容度が突出して低い、と示されています。一方で北陸には、全国住みやすいまちランキング上位に常連で入るまちがたくさんあります。伝統的な価値観が色濃く残る北陸では多世代が同居することも多く、子どもを同居する人に預けて共働きもしやすく、自然豊かで子育て環境もいい、そんな評価なのかもしれません。しかし、LGBTQ+当事者にとって、本来の自分の姿を周囲に語ることが非常に難しい地域なのです。
ひがし茶屋街JR金沢駅のシンボル「鼓門」
そんな北陸一の人口を擁する金沢で、私たちは、まず、LGBTQ+の子どもたちに安心・安全な場をつくることが大切だと考えました。いちばん、自分の性のあり方に気づき悩む時期であり、周囲からの理解を得られず居場所がなく孤立しがちな時期でもあるからです。2017年以降、毎年秋に開催している「LGBTと教育ダイアログ(フォーラム) in 金沢」への協力を通じて、大人たちへの理解の場を提供してきました。また、2021年1月からは、毎月1回、地域の様々な方たちと協力して、誰でも気軽に立ち寄れる「にじのまカフェ」という居場所づくりを行っています。
金沢市は、SDGsを推進するための大きな柱として「誰もが生涯にわたって学び活躍できる社会風土をつくる」をうたっています。2020年の内閣府による「SDGs未来都市」認定なども後押しとなり、2021年7月1日、「金沢市パートナーシップ宣誓制度」が始まりました。また、地元の企業の方々からも、多様性に関する問い合わせを多くいただいています。
そこで、私たち『金沢レインボープライド』は、一人ひとりの存在をお互いに受け入れ、多様性を祝福するムーブメントを持続可能なものとし、より住みやすく、訪れやすく、親しみやすいまちを目指し、今年の秋に北陸初となる「金沢プライドパレード2021」の開催を決定しました。このクラウドファンディングのプロジェクトを通じて、より多くのみなさんに私たちの取り組みを知ってもらい、一緒にパレードを盛り上げていただきたいのです。
★プライドパレードとは?
プライドパレードとは、LGBTQ+を含む、あらゆる性のあり方を讃え多様性を祝福し合うイベントで、世界中の大小様々な都市で毎年開催されています。LGBTQ+当事者のみならず、アライ、それぞれの家族や友人、アーティストやアスリートなどの著名人、企業で働く方々、各専門分野の方々など、あらゆる立場の人が参加しています。なお、1969年6月28日にアメリカ・ニューヨークで起こった「ストーンウォールの反乱」を受けて、その翌年にニューヨークで開催されたのが、世界で初めてのプライドパレードとされています。
▼「LGBTと教育ダイアログ(フォーラム)in 金沢」への協力(2017年から毎年秋に開催)
2017年11月23日、これがすべての始まりでした!過去4回のイベントにたくさんの方が集まりま