よる景気の低迷は、若年層の社会的・政治的関心を引き付ける大きなファクターになったことは言うまでもありません。若年層は、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、社会の本質に気づき、自らの力で先が見通せない世の中を切り開こうとしています。こうした若者の意識の変化はこれからの日本社会にとってプラスにはたらくことは間違いありません。今、社会的責任に時代の流れとはいえ若年層が応えようとしつつある流れを逃せば、日本は衰退の一途をたどるでしょう。そこで、教育の観点からこの社会の変化を支えるためには、学生であるうちから社会情勢を知り、考え、自分の意思を言葉にする習慣を学びとともに身につけていくことは非常に重要です。18歳になったとたんに、急にこれらのことができるようになることは考えにくいですよね。ですから、普段の学習の一部として取り入れていくことで、無理なく自然に身につけることが大切なのです。
以上の2点が、思考型の授業を取り入れた新しい形態の学習塾が必要だと考える理由です。これまでの学習塾が提供してきた、たった一時の合否のためにする学習と比較して考えてみてください。真剣に読んでくださった方であれば、どちらが子どもたちの将来により実用的に作用するかは明白であると思います。ご賛同くださる方は、このプロジェクトに少しでもご協力頂けると大変うれしく思います。
【指導方針】
「自分の力で考え、根拠に基づいた判断のできる社会人の育成」
事実や科学的根拠に基づいた物事の見方を身につけ、直面する事象や問題に対して理論的に考え、自らの力で合理的判断を下すことができる能力の育成を目標とします。
【目標達成のための学習段階】
1.一般的教養の理解
段階の初歩として、一般教養の定着を目指します。公教育において学習が義務付けられている内容に沿った教科ごとの指導を基礎として行います。
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2.一般的内容の考察
学習した内容を、学生が普段利用するメディアや文献の情報を含めて総合的に考察する習慣を身につけます。その過程において、内容に対する興味・関心を深め、自身で収集した情報をもとに自分の考えを形づくることを実践していきます。
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3.授業・考察から得た知識の利用
前段階までに身につけた基礎的知識をもとに自分の考えをまとめ、他者の意見と比較して、柔軟に物事を見つめる視点を育てる学習をします。
【授業形態】
講師1名に対し、5名程度の少人数制。中学1年生~中学3年生のみを講師3名程度で指導予定です。
【教科教育】
各教科、90分授業を週1回(月4回)実施。第3学年の英語、数学については隔週に授業を1回分増やし、月6回。教科書に沿った学習範囲の解説・演習を行います。
【思考型教育】
自主的調査期間を含め約2カ月の期間を設定し、2カ月の自己学習のあと、特別に授業日を1日設け、「ディベート授業」として実施します。2カ月の間、各自事前に発表されたテーマについて様々な媒体を利用して学習し、授業当日にテーマについて話し合います。(自己学習については、講師が進捗を随時確認し、期間中の学習の補助を必ず行うこととする。)
高校生のころから教育に興味があり、大学では高校の地理歴史分野の教師を目指して教育職過程を学びながら、家庭教師や学習塾のアルバイトをしていました。現在は一般企業に経理担当事務員として勤務しながら、副業として個人契約で、中学1年生~3年生の家庭教師をしています。また、経営の基礎をひと通り学ぶために簿記2級を取得しました。資格に頼るだけでなく、会社の職務を経て日々経営に